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xDriveの成功:BMW、プレミアムセグメントにおける4輪駆動車のトップメーカーとしての地位を確立
Thu Mar 23 04:00:00 CET 2006 プレスリリース
ミュンヘン発:4輪駆動車の販売台数は伸び続けています。2005年、BMWブランドの世界販売台数約113万台のうち、およそ4台に1台がインテリジェント4輪駆動システムのxDriveを搭載しています。BMWは他のプレミアム・メーカーよりも多くの4輪駆動車を販売しました。魅力的かつ幅広い製品構成、そしてBMWが独自に開発した4輪駆動システムの性能によりトップの地位を確立したのです。
ミュンヘン発:
4輪駆動車の販売台数は伸び続けています。2005年、BMWブランドの世界販売台数約113万台のうち、およそ4台に1台がインテリジェント4輪駆動システムの
xDriveを搭載しています。BMWは他のプレミアム・メーカーよりも多くの4輪駆動車を販売しました。魅力的かつ幅広い製品構成、そしてBMWが独自に開発した4輪駆
動システムの性能によりトップの地位を確立したのです。BMW xDriveは、必要に応じて駆動力を前後に配分します。その分配は多岐にわたり、悪路でもトラクションを
強化し、推進力を向上させます。2006年に発売予定のxDrive搭載モデルで、更に広がりを見せることが予想されます。そしてこれはSAV(Sports
Activity Vehicles)セグメントのX5やX3、また3、5シリーズのセダン及びツーリングといった成功したモデルにxDriveを搭載したこともこの成長
に寄与しています。現在その多様性は4つのモデルシリーズ、20のモデルにわたり、20年以上に及ぶBMWの4輪駆動車の歴史でも類を見ないほど多岐にわたっています。そ
して、その数は更に増える予定です。BMWは2008年中に、クーペのようなデザインかつスポーティで、高いシート位置を採用し、そしてインテリジェント4輪駆動システム
のxDriveを搭載した全く新しいシリーズを投入すると発表しました。
いかなる状況においても適正な駆動力で、ダイナミックなドライビング。
BMW xDriveの動力伝達はトランスファーユニットに内蔵された電子制御式湿式多板クラッチで制御されています。最も効果的な駆動力を実現すべく、前後の駆動力は無
段階に配分されます。4輪駆動システムの制御装置は、内部インターフェースを介してシャシー制御システム、DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)に接続して
います。DSCからのデータに基づき、xDriveは瞬時にアンダーステア又はオーバーステアする傾向を識別し、前後の動力分配を変更することにより、それらの影響を打ち
消します。このように走行状態をの先を見越して影響を及ぼすのは、xDriveだけなのです。通常の駆動状況では前車軸と後車軸の配分は40:60ですが、連続的に無段階
で配分されます。必要に応じて、その割合は50:50から0:100まで変化します。高速でカーブを曲がる時にも、xDriveは独自の方向安定性と駆動力を強化していま
す。
知的に、瞬時に、適切な駆動力を配分。
舗装されていない路面、雪や氷の上でも、BMW xDriveは最高のトラクションと共に安全で素早い加速を実現します。前後輪に直ちに適正な駆動力が与えられるので、ホ
イールスピンも抑えられます。特に厳しいトラクションの状況において、xDriveはより速く、従来の4輪駆動システムより効果的に作動します。例えば、雪の積もった駐車
場で、グリップしているのは前輪だけという場合でも、xDriveは瞬時に、かつ効果的に対応します。0.1秒以内に、エンジンのパワーのほぼ100%が前輪に作用しま
す。そのため、パワーロスの原因となる後輪へのブレーキは必要なくなり、xDriveを搭載したBMW車で自然に、素早く、安全に移動することができます。
BMWの4輪駆動技術の歴史は、1985年から。
BMWの4輪駆動ドライブの多様性には、長い伝統があります。1985年、アスファルト路面で印象的なトラクションと魅力的な駆動力を兼ね備えたブランド初の4輪駆動モデ
ルとして、325ixが発表されました。その後1991年には、初めて前後のトルクを可変的に分配できる525ixが発表されました。それ以来蓄積してきた4輪駆動の技術
により、SAV市場でのBMWブランドの地位を強化しています。当初よりBMW X5(1999年~)及びBMW X3(2003年~)は、それぞれのセグメントでオフ
ロードのポテンシャルとダイナミックなドライビング・レスポンスの成功した組合せとしてベンチマークとなっています。その後、4輪駆動のセダン及びツーリングが3シリーズ
にも広がりました。2000年からは、X5で初めて採用された4輪駆動システムを搭載した330ix、325ix、330dxが発表されました。そして2003年には、
X5とX3にインテリジェント4輪駆動システムのxDriveが搭載されたのです。
BMW車の4台に1台が、xDriveを搭載。
現在BMWは、4つのモデルシリーズで20のモデルにインテリジェント4WDシステムのxDriveを搭載しています。その多様性に加えて、4輪駆動モデルの成功は今後も
続いていきます。2005年、BMWの登録台数のうち4台に1台にxDriveが搭載されています。現在の販売台数からも、この割合は2006年も更に増加していくことが
予想されます。
現時点において、BMWは全世界で他のどの高級メーカーよりも多くの4輪駆動車を販売しています。しかしこれは、xDriveを標準装備しているX5とX3が好調であるか
らだけではありません。2005年、ドイツではこのセグメントでX5とX3を合わせて18.5%のシェアを獲得しました。これは、BMWがオフロード車のカテゴリーでも成
功したブランドであったと言えます。しかし、セダンやツーリングのカテゴリーにおいても、4輪駆動モデルはいくつかの市場で優位な位置に立っているのです。興味深いこと
に、xDriveの販売台数は、特にアルプス地方のオーストリア、イタリア、スイスで高くなっています。それらの国での2005年の販売台数のうち、530i、525i、
530dの65%以上が4輪駆動モデルでした。販売台数が最も多かったモデルは、530dツーリングです。オーストリアでは、530dツーリングの80%がxDriveを
搭載しています。
スイスでも、330iが4輪駆動モデルで同様の販売台数を達成しました。販売台数のうち5台に4台は330xiでした。330xi、325xi、330xdの合計販売台数
で60%以上のシェアを達成しました。しかし4輪駆動モデルや、これらの国をよく知っている人はこの数字に驚きません。積雪が多く、急な山道や曲がりくねった道など、
365日、BMWのインテリジェント4輪駆動システムの能力を発揮するには理想的な条件なのです。