PressClub Japan · 記事.
BMWグループは2022年、成功への軌道を維持:世界プレミアム・セグメントで第1位を維持、EVの販売台数は倍増
Tue Jan 10 09:00:00 CET 2023 プレスリリース
+++BMWグループの納車台数は239万9,636台(-4.8%)+++BMWブランドは世界プレミアム・セグメントで第1位を維持+++ピュアEVの販売台数は倍増以上の21万5,755台(+107.7%)+++2022年第4四半期の販売台数は10.6%増+++MINIブランドで最も売れたモデルはMINI Electric*+++ピーター・ノータ:「2023年度の次のマイルストーンは、ピュアEVによる総販売台数の15%達成です。」+++
ミュンヘン発:BMWグループは、2022年に再びエレクトロモビリティの販売を大幅に加速させた。すでに発表したように、BMWグループはBEVの販売台数を2021年から2倍以上(+107.7%)に増やし、合計21万5,755台の電気自動車モデルのBMWとMINIが顧客に納車された。また、昨年末、BMWグループにとって50万台目の電気自動車が新しいオーナーに引き渡され、大きな節目を迎えた。
BMW AGのカスタマー、ブランド&セールス担当取締役のピーター・ノータは、次のように述べている。「当社の強力な製品ラインアップは、厳しい環境に対する最善の対応であり、これにより、2022年に電気自動車の販売台数を再び倍以上にすることができました。電気自動車の受注は引き続き非常に好調であり、2023年には、この成功をさらに発展させることができると確信しています。」
BMWグループは、2022年、合計239万9,636台のBMW、MINI、ロールス・ロイスを世界中の顧客に納車した(-4.8%)。昨年は、供給のボトルネックや、中国におけるパンデミック対策のロックダウン、ウクライナ戦争など、すべての産業が逆風に直面した年であった。主に上半期にその影響が大きく、納車台数は前年度に比べて減少した。販売は2022年後半に入って次第に回復し、第4四半期には、BMWグループは10.6%の大幅な販売増を記録し、65万1,798台の車両が顧客に納車された。
BMWグループは、今年度について楽観的な見通しを持っている。「当社は、2023年も利益ある成長軌道を維持します。重点領域として、引き続きエレクトロモビリティの販売強化に注力します。2023年度の次のマイルストーンは、総販売台数の15%を電気自動車とすることです。今年後半に予定しているBMW i5の発売により、当社はモデル・ラインアップ電動化への道程において、また新たな重要な一歩を踏み出します。」と、ノータは述べている。
BMWグループの未来を支えるのは、電気、サーキュラリティ、デジタルである。先週、ラスベガスで開催されたCESにおいて、「ノイエ・クラッセ」の実現に向けたもうひとつのマイルストーンが発表された。コンセプトカー「BMW i Vision Dee」は、自動車の中と外における未来のデジタル体験に関するBMWグループのビジョンを具体化している。BMWグループは、2023年において、革新的な車両コンセプト「ノイエ・クラッセ」についてさらに知っていただくための手掛かりや機会を提供する予定である。
同時に、BMWグループは営業とマーケティングのさらなるデジタル化も推進している。将来的には、BMWグループは欧州の24の市場において、ディーラーが販売代理店の役割を果たす直接販売制を導入する予定である。これにより、オンラインとオフラインの顧客体験をシームレスに移行するための必要条件が整うことになる。この新しい代理店モデルの明確な目的は、顧客満足度とプレミアム・ブランド体験を向上させ、オンラインの世界に慣れ親しんでいる新しいターゲット顧客層にアプローチすることにある。また、BMWグループの新しい代理店モデルにより、価格の透明性を高め、すべての販売チャネルで同じ一貫したサービスをお客様に提供することが可能になる。MINIは2024年から、BMWは2026年からこの制度を開始できるよう、今年中に条件を整える予定である。実施にあたっては、小売パートナーとの緊密な協力関係を構築する予定である。
販売チャネル再編の中核となる要素が、「My BMW/MINI」アプリである。多くの機能と直感的なユーザー・インターフェイスを備えたこのアプリは、業界最高の顧客体験でユーザーを導いている。My BMW/MINIアプリは、パーソナライズされた顧客対話のインターフェイスとして機能し、約50の市場で毎日約200万人のユーザーが利用している。
BMWブランドが世界プレミアム・セグメントで第1位を維持
BMWブランドは昨年、全世界で合計210万692台(-5.1%)を販売し、世界プレミアム・セグメントで第1位を維持した。また、BMWブランドでは、電気自動車モデルの販売が力強い伸びを示した。電気駆自動車モデル(プラグイン・ハイブリッドを含む)の年間販売台数は、前年比35.6%増の37万2,956台となった。
当ブランドの魅力的な製品ポートフォリオは、お客様から非常に高い評価を得ている。これは、BMW X1、iX1*、i4、iX、i7*といったモデルに対する高い新規受注に反映されている。今年の後半、BMWグループはBMW i5の導入により電気自動車のラインアップを拡充する予定である。
BMW Mが創立50周年を記録的な販売で飾る
供給のボトルネックという困難な状況にもかかわらず、BMW M GmbHは記念すべき年を過去最多の販売台数で終えた。BMW Mの販売は前年比+8.4%の成長を記録し、販売台数は17万7,257台に達した。同時に、BMW Mは製品ポートフォリオの電気自動車化を大きく前進させた。年末に達成された快挙は、BMW M Performanceモデル初の電気自動車であるi4 M50*とiX M60*、初の電動駆動高性能モデルであるBMW XM*、そして新型M240iクーペ*の発売が大きく寄与している。また、BMW M2の新エディションと最近発売されたBMW M3ツーリングも、昨年の販売増に大きく貢献した。
これらの新しい製品ラインアップと並行して、BMW Mの創立50周年という記念の年となった昨年は、トップ・ハイパフォーマンス・モデルであるM3およびM4、そして伝統あるXモデルの需要が引き続き好調であった。その結果、BMW M GmbHの2023年度の見通しは非常に明るく、今後さらなる記録的な業績が期待できる。
MINI Electric*がMINIのベストセラー・モデルの座を維持
プレミアム・ブランドMINIの昨年の販売台数は29万2,923台(-3.0%)であった。MINIにおける電気自動車モデルの販売は順調に推移し、MINIの電気自動車モデル(プラグイン・ハイブリッドを含む)の販売台数は14.3%増の60,839台となり、2022年のMINIの世界総販売台数の約21%を占めた。
電気自動車のMINI Cooper SE*は、2022年もブランドのベストセラー・モデルの座を維持した。昨年、MINI Cooper SE*は全世界で合計43,744台が販売され、前年比25.5%の増加となった。
2023年は、MINIにとって非常に重要な年になる。MINIブランドは、オックスフォード工場での自動車生産110周年を記念し、新型MINIファミリー初の電気自動車を2車種、発表する予定である。
ロールス・ロイス・モーター・カーズが118年の歴史上、最多の販売台数を記録
世界初の超高級電動スーパークーペ「スペクター」を発表した2022年、ロールス・ロイス・モーター・カーズは、全世界で6,021台(+7.8%)を納車し、118年の歴史上、最多の販売台数を記録した。また、多くの地域においても過去最多の販売台数を達成した。
その1台1台が、細部に至るまで顧客の希望通りに作られた「ビスポーク」である。他の追随を許さないロールス・ロイスのビスポークが生み出す価値はかつてないほどの高みに達しており、現在、顧客は自分だけのロールス・ロイス車を手に入れるために、平均して約50万ユーロを支払っている。
世界的な需要は、カリナンとゴーストを筆頭に、製品ポートフォリオ全体にわたって旺盛である。全モデルにおいて、すでに2023年度の受注残がかなり積み上がっているほか、10月のワールドプレミアの大成功を受けて、電気自動車の新型スペクターも非常に好調な先行受注を記録している。ロールス・ロイスは2030年末までに電気自動車のみのメーカーとなる準備を進めているが、スペクターに対する顧客の反応は非常に好意的なものであった。
BMW Motorradが創業以来最多の販売台数を記録
BMW Motorradは、モーターサイクルとスクーターの総販売台数が20万2,895台(前年比+4.4%)に達し、同社の歴史上、最多の販売台数を記録した。特に欧州、米州、アジア地域での販売が過去最多となり、BMW Motorradの記録的な販売に大きく貢献した。それぞれのセグメントを形成する優れた製品を揃えたBMW Motorradの魅力的なラインアップと、完全電気駆動のBMW CE 04のような人気の高い新型車の市場導入が、2022年の成功の強い要因であった。
BMW & MINIの地域/市場別の販売台数
BMWグループは昨年、中国で合計79万1,985台(-6.4%)のBMWとMINIを顧客に納車した。第4四半期の販売台数は19万9,112台で、前年同期比12.7%の増加となった。
1月から12月までの米国におけるBMWとMINIの販売台数は、合計36万1,892台(-1.3%)であった。第4四半期の販売は好調に推移し、BMWグループの販売台数は前年同期比11.1%増の11万2,057台となった。
欧州では、BMWグループは2022年にBMWとMINIの合計で87万7,369台を販売した(-7.5%)。第4四半期は、24万7,551台を顧客に納入した。これは10.9%の増加である。
ドイツでは、年間で25万2,087台のBMWとMINIが登録された。
BMWグループの2022年第4四半期/1~12月の販売台数
| 2022 年 第4 四半期 | 対前年比 % | 2022 年 1 ~12 月 | 対前年比 % |
BMWグループ自動車 | 651,798 | +10.6% | 2,399,636 | -4.8% |
BMW | 566,826 | +11.0% | 2,100,692 | -5.1% |
- BMW M GmbH | 52,801 | +30.2% | 177,257 | +8.4% |
MINI | 83,652 | +8.2% | 292,923 | -3.0% |
BMWグループ電気駆動車1 | 150,511 | +55.6% | 433,795 | +32.1% |
BMWグループBEV | 87,560 | +98.3% | 215,755 | +107.7% |
ロールス・ロイス | 1,320 | +4.1% | 6,021 | +7.8% |
BMW Motorrad | 43,562 | +15.7% | 202,895 | +4.4% |
1BEVおよびPHEV
BMW & MINIの地域/市場別の販売台数
| 2022 年 第4 四半期 | 対前年比 % | 2022 年 1 ~12 月 | 対前年比 % |
欧州 | 247,551 | +10.9% | 877,369 | -7.5% |
ドイツ2 | 67,401 | +6.9% | 252,087 | -6.0% |
アジア | 260,355 | +12.1% | 1,028,105 | -3.5% |
中国本土 | 199,112 | +12.7% | 791,985 | -6.4% |
南北アメリカ大陸 | 131,632 | +8.9% | 439,585 | -2.3% |
米国 | 112,057 | +11.1% | 361,892 | -1.3% |
2暫定登録数
このプレスリリースで報告されている販売台数データは暫定的なものであり、2022年度BMWグループ報告書が発表されるまでに変更される可能性がある。納車数の算定方法に関する注記は、2021年度BMWグループ報告書の97ページに記載されている。
*燃料/電力消費量およびCO2排出量データ:
MINI Cooper SE:複合モード電力消費量(kWh/100km):17.6~15.3(WLTP)/16.9~14.9(NEDC)
BMW iX1 xDrive30:複合モード電力消費量(kWh/100km):18.1~16.8(WLTP)
BMW i7 xDrive60:複合モード電力消費量(kWh/100km):19.6~18.4(WLTP)
BMW i4 M50:複合モード電力消費量(kWh/100km):22.5~18.1(WLTP)
BMW iX M60:複合モード電力消費量(kWh/100km):24.7~21.9(WLTP)
BMW XM:複合モード燃料消費量(L/100km):1.6~1.5(WLTP)、同電力消費量(kWh/100km):30.1~28.9(WLTP)、同CO2排出量(g/km):36~33(WLTP)
BMW M240i クーペ:複合モード燃料消費量(L/100km):8.5~7.8(WLTP)、同CO2排出量(g/km):192~177(WLTP)