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PressClub Japan · 記事.

新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラー

本プレスキットの内容は、ドイツ国内市場向け(2021年10月時点)の仕様を基準として記載されており、その他の市場においては仕様、標準装備品、オプション設定などが異なる場合もあります。本プレスキットでは、車体寸法、エンジン出力などはBMW AG発表のデータとなるため、日本仕様とは異なる場合があります。なお、仕様は随時変更される可能性がありますので予めご了承ください。

U06
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アクティブ ツアラー
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2 シリーズ
 

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The all-new BMW 2 Series Active Tourer - Highlights (10/2021).

The all-new BMW 2 Series Active Tourer - Highlights (10/2021).

The all-new BMW 2 Series Active Tourer - Highlights (10/2021).

新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラー
市場導入時のモデル・バリエーション

BMW 218iアクティブ・ツアラー:
3気筒ガソリン・エンジン、7速ステップトロニック・ダブル・クラッチ・トランスミッション、
排気量:1,499cm3、
最高出力:100kW/136ps(4,400~6,500rpm)、
最大トルク:230Nm(1,500~4,000rpm)、
加速性能[0~100km/h]: 9.0秒、
最高速度:214km/h、
WLTPに準じた燃料消費率(複合モード):6.8~6.2l/100km、
WLTPに準じたCO2排出量(複合モード):154~140g/km、
排出ガス基準:ユーロ6d

 

BMW 220iアクティブ・ツアラー:
3気筒ガソリン・エンジン、48Vマイルド・ハイブリッド・テクノロジー、7速ステップトロニック・ダブル・クラッチ・トランスミッション、
排気量:1,499cm3、
最高出力:125kW/170ps、最高115kW/156psの内燃エンジン(4,700~6,500rpm)と最高14kW/19psの電気モーターの組み合わせにより発生、
最大トルク:280Nm、最大240Nm/1,500~4,400rpmの内燃エンジンと最大55Nmの電気モーターの組み合わせにより発生、
加速性能[0~100km/h]: 8.1秒、
最高速度:221km/h、
WLTPに準じた燃料消費率(複合モード):6.5~5.9l/100km、
WLTPに準じたCO2排出量(複合モード):148~133g/km、
排出ガス基準:ユーロ6d

 

BMW 223iアクティブ・ツアラー:
直列4気筒ガソリン・エンジン、48Vマイルド・ハイブリッド・テクノロジー、7速ステップトロニック・ダブル・クラッチ・トランスミッション、
排気量:1,998cm3、
最高出力:160kW/218ps、最高150kW/204psの内燃エンジン(5,000~6,500rpm)と最高14kW/19psの電気モーターの組み合わせにより発生、
最大トルク:360Nm、最大320Nm/1,500~4,000rpmの内燃エンジンと最大55Nmの電気モーターの組み合わせにより発生、
加速性能[0~100km/h]: 7.0秒、
最高速度:241km/h、
WLTPに準じた燃料消費率(複合モード):6.6~6.0l/100km、
WLTPに準じたCO2排出量(複合モード):149~137g/km、
排出ガス基準:ユーロ6d

 

BMW 218dアクティブ・ツアラー:
直列4気筒ディーゼル・エンジン、7速ステップトロニック・ダブル・クラッチ・トランスミッション、
排気量:1,995cm3、
最高出力:110kW/150ps(3,750~4,000rpm)、
最大トルク:360Nm(1,500~2,500rpm)
加速性能[0~100km/h]: 8.8秒、
最高速度:220km/h、
WLTPに準じた燃料消費率(複合モード):5.3~4.8I/100km、
WLTPに準じたCO2排出量(複合モード):138~125g/km
排出ガス基準:ユーロ6d

走行性能、燃料消費および排出ガス値のデータは、すべて暫定値です。

記載されているモデル・バリエーション、装備の範囲、技術データ、燃料消費率および排出ガス値は、すべてドイツ国内の自動市場で提供されているものです。寸法に関するデータはドイツにおける基本装備の車両のものであり、選択されたホイール/タイヤの種類ならびに特別装備品よって、構成に応じて変化する可能性があります。

燃料消費、CO2排出量、電力消費およびEV航続距離に関するデータは、規定の測定プロセスVO(EU)2007年/715に従い、それぞれ適用される版により算出されます。これらのデータはドイツにおける基本装備の車両のものであり、表示される範囲は選択されたホイール/タイヤの異なるサイズと選択された特別装備を考慮したものです。

すべての数値は、新しいWLTPテスト・サイクルに基づいて算出されています。WLTPの数値は、CO2排出量に基づく税金およびその他の車両に関する料金の評価基準として利用され、また必要に応じて車両固有の補助金に関する目的の基礎として使用されます。WLTPおよびNEDCの測定方法に関する詳細については、www.bmw.de/wltpを参照してください。

新車に関する公式の燃料消費率、CO2排出量、電力消費率に関する更に詳細な情報は「新しい乗用車の燃料消費率・CO2排出量・電力消費率に関するガイドライン」(Leitfaden über den Kraftstoffverbrauch, die CO2-Emissionen und den Stromverbrauch neuer Personenkraftwagen)に記載されています。この資料はすべての販売店、DAT(Deutschen Automobil Treuhand GmbH)(所在地:Hellmuth-Hirth-Str. 1, 73760 Ostfildern-Scharnhausen, Germany)、https://www.dat.de/co2/から無料で入手できます。


 
車両コンセプト
モダンなライフスタイルにふさわしい先進のオールラウンダー

モダンなライフスタイル、多用途性、スポーティかつエレガントなデザイン、そしてBMWならではの駆けぬける歓び。第2世代のBMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーは、このモデルにとって重要なすべての分野で大きな進歩を遂げ、プレミアム・コンパクト・セグメントにおいて非常に魅力的な製品へと進化しました。エクステリアとインテリアの新しいデザイン言語は、ダイナミックな存在感と前衛的な雰囲気を演出します。以前は上位モデルのみに採用されていた数多くのイノベーションと、先代モデルと比べ大幅に充実した、同セグメントでは類を見ない豊富な標準装備によって、新バージョンのBMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーは、オールラウンドな特性だけでなく、先進的なスタイル、ハイレベルな快適性、操作やコネクティビティの分野における最新テクノロジーのメリットを重視する進歩的なターゲット・グループに照準を合わせています。

新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーは、都市部における日常的な交通課題や体験型レジャー、家族生活や旅行のニーズに対応します。同時に、デザインとテクノロジーにおけるイノベーションが、先進的なオーラを際立たせます。新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーは、「BMWオペレーティング・システム8」と「BMWカーブド・ディスプレイ」を採用した新世代の操作システム「BMW iDrive」を標準装備しています。このコンビネーションは、これまで完全電動モデルのBMW iXおよびBMW i4だけに搭載されていたもので、今回初めてBMWブランドのコンパクト・クラス・モデルに採用されました。標準装備もしくはオプションとして用意されているドライバー・アシスタント・システムの充実ぶりも、BMWのモデル・ラインアップと同セグメントにおいて新たなベンチマークを打ち立てます。

さらに、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーは、駆動技術の分野で先駆的な役割を果たします。その車両構造は純粋な内燃エンジンと電気駆動システムの両方に対応しています。新型エンジン、第2世代のBMW 48Vマイルド・ハイブリッド・テクノロジー、全モデル・バリエーションに標準装備されている7速ステップトロニック・ダブル・クラッチ・トランスミッション、大きく進化したサスペンション・システムは、効率性と俊敏性を大きく向上させています。2022年2月の市場導入時には、3種類のガソリン・エンジンと1種類のディーゼル・エンジンから選択可能です。そのわずか数カ月後には、2種類のプラグイン・ハイブリッド・モデルがラインアップに追加されます。これらのモデルには第5世代のBMW eDriveテクノロジーが初めて導入され、運動性能の最適化とEV航続距離の大幅な延長を実現します。

メイド・イン・ライプツィヒのサクセス・ストーリーは続く
空間の機能性とブランドの特徴である走りのクオリティを組み合わせた車両コンセプトによって、2014年に発売された先代モデルは、BMWのプレミアム・モビリティに新たなターゲット・グループを惹き付けました。新規顧客率は最大80%にのぼり、非常に多くのお客様に初めてBMW車を購入していただくことができました。合計で43万台を超える第1世代のBMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーが販売されました。新型車も、欧州のお客様の要望やニーズにしっかりと焦点を合わせています。なかでもドイツは依然として最も重要な市場です。

新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーは、先代モデルと同様BMWグループのライプツィヒ工場で生産されます。2005年に開設されたこの最新鋭工場では、BMW 1シリーズ、BMW 2シリーズ グランクーペ、BMW i3なども生産されています。この製造拠点は、前輪駆動構造とエレクトロ・モビリティの分野における卓越したノウハウを誇り、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのプラグイン・ハイブリッド・バージョンも、既存の組み立てラインの生産システムに完全に組み込むことが可能です。

スポーティさが際立つ、モダンなクロスオーバー・キャラクター
力強いプロポーションとダイナミックなライン、高めに設定されたシート・ポジション、広々とした使い勝手の良いインテリアなど、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーは、モダンなクロスオーバーのキャラクターを備えています。それはスポーツ・アクティビティ・ビークルの堅牢さを感じさせるデザインはなく、スポーティで存在感のあるフォルムで表現されています。新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーは、その心地よい空間と緻密に考え抜かれたシンプルな機能性、外観のスタイリッシュな存在感とセグメントの中で唯一無二のドライビング・プレジャーを兼ね備えています。

新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのボディサイズは、先代モデルと比べ全長が32ミリメートル長い4,386ミリメートル、全幅は24ミリメートル長い1,824ミリメートル、全高は21ミリメートル高い1,576ミリメートルで、ゆとりあるスペースとスポーティさを体現する外観を実現しています。ホイールベースは先代モデルと同じく2,670ミリメートル、一方トレッド幅はフロントが25ミリメートル長い1,586ミリメートル、リヤは26ミリメートル長い1,588ミリメートルとなっており、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの傑出した俊敏な走行特性にプラスの効果をもたらしています。

空力特性と音響快適性を最適化
運動性能と効率性の向上に役立つ空力特性の最適化に的を絞った対策もまた、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのボディ・コンセプトのひとつです。BMWキドニー・グリルとフロント・エプロン下部のエア・インテークのアクティブ・エア・フラップ・コントロール・システム(必要に応じて10段階に調整可能)、フロント・エプロン外側のエア・カーテン、フラッシュ・ドア・ハンドル、ルーフ・スポイラーとリヤ・ウィンドウ周辺のサイド・エア・デフレクターのコンビネーション、リヤ・エプロン下部の大型ディフューザー、空力的に最適化された軽合金ホイール、正確に定義されたエア・ガイドと目立たないように統合されたエキゾースト・テールパイプを備えたほぼ完全に密閉されたアンダー・ボディにより、車両周囲の空気の流れが適切に導かれます。これらの対策とダイナミックなプロポーションとの相乗効果により、モデル・バリエーションに応じて抗力係数(CW値)を最大0.26ポイント改善することが可能となりました。

また、ボディや部品から発生する風切り音も軽減されています。また、ドアやテールゲート周りのボディのシーリング・コンセプトの最適化や新設計のドア・ミラーによる空気の流れの改善などにより、先代モデルよりも音響快適性が向上しています。音響を最適化したタイヤを採用することで、回転音を低減しています。さらに、エンジン・マウントやトランスミッション・マウントを改良することで振動を遮断し、快適な運転を実現しています。このほか、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーでは、エンジンの始動時や停止時の振動が大幅に低減されています。

インテリジェント・ライトウェイト構造が剛性の最適化と軽量化を実現
軽量化されたボディ構造とサスペンション・コンポーネントが、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの俊敏性と効率性に寄与しています。インテリジェントな素材の組み合わせにより、車両重量を最小限に抑えながら、ボディの剛性と衝突安全性を高めることに成功しています。ホットスタンプ材やアルミニウム合金を使用した乗員保護空間は、多層鋼で補強されています。

アルミニウム製エンジン・フードの採用によりフロント部分の重量を減らし、俊敏性を高めています。フロント・ドアとリヤ・ドアの軽量プラスチック製サポートがさらなる軽量化をもたらします。さらに、モデル・バリエーションによっては軽量の鍛造ホイールが採用され、バネ下重量の軽減に貢献しています。また、亜鉛/マグネシウムコーティングを施したスチール部品を使用することで、腐食防止効果を高めています。

パッシブ・セーフティの分野における包括的な全体コンセプトは、さまざまなタイプの衝突に対する乗員保護を最大化し、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーが販売される市場の衝突試験方法の要件を考慮しています。極めて剛性が高いパッセンジャー・セルと高耐荷重構造に加え、統合型セーフティ・エレクトロニクスが搭載され、衝突の種類や深刻さに応じて、適切な順序で、最適なタイミングで、必要な強さで拘束システムを展開します。側面衝突時には、運転席と助手席の間にインタラクション・エアバッグを展開し、乗員保護性能を高めます。また、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーには歩行者保護性能を向上させるアクティブ・エンジン・フードが標準装備されています。車両が歩行者と衝突すると、パイロ・アクチュエーターがエンジン・フードを持ち上げ、フードとその下にある硬いコンポーネントの間に変形できる空間を作ります。

価値創造サイクル全体でサステナビリティを確保
量産開発プロセスの早い段階で材料を厳選し、確定させることで、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの生産におけるサステナビリティが向上し、ライフサイクルの終了時に高いリサイクル率が確保されます。サステナビリティ分野におけるBMWグループのハイレベルな基準にはさらに、生産時に排出されるCO2を徹底して削減することも含まれており、サプライチェーンを含む価値創造サイクル全体に適用されます。

BMWグループのライプツィヒ工場における新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの生産には、再生可能エネルギーによる電力のみを使用しています。この電力のかなりの部分は、工場敷地内に設置された4基の風力発電機によって発電されています。BMWグループと関連サプライヤーとの合意に基づき、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのプラグイン・ハイブリッド・モデルのバッテリー・セルもエコ電力のみを用いて生産されています。

また、プラグイン・ハイブリッド・モデルに採用されている第5世代のBMW eDriveテクノロジーは効率性と資源保全の面で新たな基準となっています。電気モーターについては、レア・アース分野の原材料を使用しない設計原理となっています。このため、BMWグループはこれらの貴重な原材料の供給に左右されることはありません。最新世代のバッテリー・セルの開発においては、正極材に占める原料コバルトの割合を10パーセント以下に抑えることができました。また、高圧バッテリーの製造に必要なコバルトとリチウムはBMWグループが自ら購入し、バッテリー・セル・サプライヤーに提供しています。これにより、コバルトとリチウムの採掘と加工において、環境および持続可能性の基準、ならびに人権が守られるよう保証しています。

二次アルミニウムの使用割合が増え続けていることも、サステナビリティに貢献しています。また、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーでは、多くのコンポーネントに高品位のリサイクル・プラスチックが使用されています。これらすべてのサステナビリティへの取り組みにより新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのカーボン・フットプリントは、車両のライフサイクル全体にわたって先代モデルを大きく下回っています。

 
デザイン
心地よい空間とスポーティなエレガンスが融合した新しいスタイル

多彩でシンプルな機能性は新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの大きな強みであり、ブランド特有のスポーティさが競合ひしめく環境において独自の個性を発揮しています。2代目モデルのエクステリア・デザインは、両方の特徴が見事に表現されています。ロング・ホイールベース、ショート・オーバーハング、先代モデルより大きくなったホイール径とモノリシックなクロスオーバー・デザインにより、新型のオールラウンダーはこれまで以上に人目を引くプロポーションを実現しています。クリアですっきりとした表面デザインは、自信に満ちたエレガントなダイナミクスを感じさせ、ボディ・デザインの上質なディテールが鮮明に表現されています。新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの外観は、ライフスタイルの属性と上質な美しさが融合し、モダンなクロスオーバー・キャラクターを生み出しています。

新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの室内空間は、根本から大きな進化を遂げました。インテリアの新しいジオメトリーは、5つのシートで楽しめる広々とした開放感を強調しています。大型のBMWカーブド・ディスプレイは、ブランドの特徴であるドライバー志向をBMW iXの先進的なスタイルに再解釈し、高品質な素材と緻密な作り込みを特徴とするモダンでプレミアムな雰囲気をさらに際立たせています。

大型のBMWキドニー・グリルを採用したモダンなフロント・エンドが存在感を高める
新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのモダンで新鮮なキャラクターは、フロント・エンドのデザインにも形となって現れています。クリアなサーフェスは、非常に上質な印象を与えます。フロント・エンドの中央に配置された目を惹くBMWキドニー・グリルは、サイズが大きくなり、2つのエレメントが8角形の輪郭を持つことで、先代モデルよりもはるかに大きな存在感を放っています。オプションのドライバー・アシスタント・システム用レーダー・センサーは、キドニー・グリル周辺の中央部分に目立たないように組み込まれています。また、ヘッドライトよりも少し低い位置にキドニー・グリルを配置することで、道路に向かって流れるようなラインが生まれ、躍動感が感じられます。

また、フロント・エプロン下部に組み込まれたエア・インテークは、水平方向のバーで分割され、視覚的なコントラストをなしています。フロント・エプロンの大きな側面は、モダンなエレガンスを体現しています。そこでは、気流は外縁に配置された、縦長の上質なトリミングを施したエア・カーテンに導かれます。

新しいライト・グラフィックを採用したLEDヘッドライト
新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーには、LEDテクノロジーを用いてロービームとハイビームを生成するヘッドライトが標準装備されています。スリムな輪郭と印象的なクローム・メッキ・フレームが、車両のフロント・エンドに新鮮かつスポーティな印象を与えています。ライトの暗い背景は、高度なテクノロジーをアピールします。特徴的なライト・グラフィックの新たな解釈により、ヘッドライトはロービーム、ハイビーム、デイタイム・ランニング・ライトの3つのライト・クラスターに分割されます。外側に配置されたデイタイム・ランニング・ライト・ユニットは、それぞれがターン・インジケーターとしての役割も果たします。

コーナリング・ライト、ノンダズリング・マトリクス・ハイビーム、アーバン・ライト、ハイウェイ・ライト、バッドウェザー・ライトの各機能を備えたアダプティブLEDヘッドライトもオプションで用意されています。ハイビームは、時速70キロメートル以上の速度では、その時々の交通状況に合わせて自動制御されます。そのため、LEDユニットは4つのセグメントに分割されており、それぞれ独立して点灯・消灯させることができます。このマトリクス機能により、他の道路利用者を眩惑させることを防ぐことができます。アーバン・ライト・ディストリビューション機能は、路肩を最適に照らすことができます。また、ハイウェイ・ライトはライトの照射範囲を拡大します。バッドウェザー・ライトは、従来フォグライトが担っていた役割を引き継ぎ、視界不良時にロービームの配光を調整します。これにより、フロント・エプロンのエリアは非常にゆったりとしたサーフェス・デザインが可能になります。ロービームとハイビームのレンズ幅を非常に狭くすることで、BMW特有のツイン・ヘッドライト・グラフィックを際立たせています。L字型のデイタイム・ドライビング・ライトも、BMWブランドの特徴です。

躍動的なシルエット、幅広いショルダー部を備えた力強いリヤ・エンド
新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの広々とした空間とスポーティさは、横から見ると一目瞭然です。精緻に刻まれた2本のキャラクター・ラインが、シルエットの躍動的なオーラを引き立て、明確にデザインされたサーフェスを構成しています。緩やかに上昇するサイド・ライン、やや前傾したBMWキドニー・グリル、先代モデルよりも大きく立ち上がったAピラー、伸びやかなサイド・ウィンドウのデザイン、スリムなCピラーも、同様に逞しいルックスに一役買っています。フラッシュ・ドア・ハンドルが、滑らかな表面デザインの仕上げをします。新設計のAピラーとドアシル・ミラーにより、先代モデルに比べ全方位の視認性が大幅に向上しました。

幅広のショルダー部とスリムなライト・ユニットは、BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのリヤ・エンドに非常に力強い印象を与えます。すべてのライト機能はLEDテクノロジーで作動します。テールライトは、標準装備では控えめなライト・グラフィックの中央に配置されていますが、オプションでアダプティブLEDヘッドライトを指定すると、目を引くL字型になります。エグゾースト・システムのテール・パイプは、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのすべてのモデル・バリエーションでは、目立たないようにリヤ・エプロンに組み込まれています。その結果、リヤ・エンドの外縁部にある高品質で空力的に最適化されたL字型のリフレクターの境界線が非常にはっきりと見えるようになりました。

独特なデザインのラグジュアリー・ラインとM Sportsパッケージ 
新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーには、標準仕様に加えて、ラグジュアリー・ライン・モデルやM Sportsパッケージが用意されます。ラグジュアリー・ライン・モデルは、サテン・アルミニウム仕上げのキドニー・グリル・バーとサイド・ウィンドウ・サラウンド、フロント・エプロンとリヤ・エプロン用のパール・グロス・クロームのトリム・ストリップとデコラティブ・トリムで、上質なエレガンスを表現しています。

M Sportsパッケージのデザインの特徴としては、3つのエア・インテークを持つ特徴的な構造のフロント・エプロンや、リヤ・エプロンのブラックのデコラティブ・エレメントなどが挙げられます。BMWキドニー・グリルの上には、ブランド・ロゴを囲むように印象的なくぼみが設けられ、スポーティな外観を強調しています。M Sportパッケージ装着車では、サイド・ウィンドウ、エア・カーテン、リフレクターのトリムはアルミニウム・サテン仕上げとなっており、オプションでハイグロス・ブラック仕上げも用意されています。また、リヤ・エプロンの中央には、ブラックのディフューザー・エレメントが組み込まれています。

豊富なボディ・カラーと軽合金ホイール
新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーは、2種類のソリッド塗装と9種類のメタリック塗装から選択することが可能で、新カラーのスパークリング・カッパーグレーも用意されています。

16インチもしくは17インチ(BMW 223iアクティブ・ツアラーの場合)のアロイ・ホイールが標準装備されています。新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのラグジュアリー・ライン・モデルとM Sportsパッケージ装着車は、スペシャルな17インチ・サイズのアロイ・ホイールを装備しています。このほか、魅力的な17インチと18インチのホイールと、マルチスポーク・デザインの19インチのBMW Individualアロイ・ホイールがオプションで用意されています。

先進的なプレミアム感を醸し出すインテリア
新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのインテリアのサイズと多用途性は、2代目で導入された根本的なデザイン変更により、より鮮明に強調されています。インテリアのジオメトリーや数多くのディテールは、テクノロジー・フラッグシップであるBMW iXが掲げる先進的なインテリア・コンセプトを踏襲しています。BMWカーブド・ディスプレイの舞台となるスリムなダッシュボード、操作パネルを内蔵したフローティング・アームレスト、そして操作系の数を徹底的に削減したことが、この再解釈の主な特徴です。

BMWカーブド・ディスプレイは、フレームレスのガラス・サーフェスがドライバー側にわずかに傾いており、高級感のあるモダンなアクセントとなっています。ディスプレイは、コックピット・エリアの境界としてドアまで伸びる大きなアクセント・トリムに囲まれています。下部には、水平方向に大きな装飾面を持つスリムなダッシュボードを採用し、室内の広さを強調しています。新開発のアルミニウム・ヘキサキューブやオープンポア仕上げのファイン・ユーカリ・ウッドなど、5種類のインテリア・ストリップ・バリエーションにより、オーナーは自分だけのデザインを楽しむことができます。スリムなエアベントは、室内にフレッシュな空気をバランスよく供給します。サイド・エアベントはAピラーに組み込まれています。シンプルなデザインのドアトリム・エレメントと彫刻的なシル、そして精巧なドア・ハンドルが、インテリアのフロントとリヤの両方に上質でモダンなテイストをもたらしています。

アームレストの下は収納スペースになっており、アームレストの前方には大型のカップ・ホルダーがあります。新デザインの操作パネルには、同様に控えめな新デザインのギヤ・セレクター・スイッチ、スタート/ストップボタン、オーディオの音量コントロールのほか、パーキング・ブレーキ、My Modes(マイ・モード)、パーキング・アシスタント、車両設定を起動するための各ボタンが並んでいます。センター・コンソールの前のエリアは、スマートフォンの収納スペースになっています。スマートフォンはドライバーと同乗者から見える位置に収納され、オプションでワイヤレス充電も可能です。

新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーには、視覚的・人間工学的に最適化されたシートが標準装備されています。これらのシートは、完全に新規開発されました。オプションのスポーツ・シートも同様で、ボルスターとショルダー部が際立ったデザインとなっています。標準装備のアンスラサイト・カラーのクロス内張りに代わるものとして、センサテック・パーフォレーテッドと魅力的なステッチを施したヴェルナスカ・レザーが用意されており、どちらも3色から選ぶことができます。M Sportsパッケージでは、センサテック/アルカンタラ・スポーツ・シート(ブラック、ブルーのコントラスト・ステッチ入り)、もしくはオプションでダイヤモンド・キルト仕上げのヴェルナスカ・レザーが用意されています。

 
室内と装備
シンプルな機能性と群を抜く豊富さを誇る標準装備

全面的に刷新された新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのインテリアのデザイン・コンセプトは、明快な構造とディスプレイや操作系のモダンなデザインによって、車内の広々とした開放的な空間と、ユーザー・エクスペリエンス、コネクティビティ、ドライバー・アシスタンス、デジタル化の面での世代を超えた進化をアピールしています。BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの新バージョンは、先進的でアクティブなターゲット・グループの要求とスタイル、そして日常生活や旅行におけるモビリティのニーズを特に意識しています。

新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの進歩的なプレミアム・キャラクターは、先代モデルよりもはるかに充実した標準装備と、これまで上位モデルにしか設定されていなかった上質なオプションによって強調されています。ナビゲーション・システム、2ゾーン・オートマチック・エアコンディショナー、オートマチック・テールゲート・オペレーション、数々の先進的なドライバー・アシスタント・システム、リヤ・ビュー・カメラを備えたパーキング・アシスタント、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントを含む最新世代のiDrive操作システム、その他多くの革新的なデジタル・サービスが標準装備され、快適性とBMWが誇る駆けぬける歓びを高めています。新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーは、ラグジュアリー・ラインとM Sportsパッケージの仕様に加えて、新たに構成された数多くの装備パッケージが用意されており、個別のカスタマイズが可能です。

新開発のシート、多彩なシート・アレンジ
新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのゆとりある室内空間の印象は、前後席ともヘッドルームやショルダールーム、エルボールームが先代モデルよりも大きくなったことによって裏付けられます。新開発のシートは、長距離走行時の快適性を向上させています。オプションのスポーツ・シートは、大きくせり出したサイドボルスターと肩まわりが、高速でのコーナリング時もシート全体で優れた横方向のサポートを提供します。また、シートの奥行きや角度の調整が可能なことが、スポーティなキャラクターに貢献しています。オプションとして、シート・ヒーターのほか、前後位置、高さ、シートとバックレストの角度の電動調整(メモリー機能付き)が標準シート、スポーツ・シートともに用意されています。さらに、どちらのシート・タイプにもマッサージ機能付きのランバー・サポートをバックレストに装備することができます。

後部の3人掛けシートは、先代モデルに比べて座り心地が格段に向上し、ひざ周りのスペースも確保されています。ISOFIXチャイルド・シート・アタッチメントが左右に装備されています。40:20:40の分割式となる後席のバックレストを折り畳むことで、ラゲッジ・ルームを拡張することができます。新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの後列シートは、この他にも快適性を高めたり、リヤのラゲッジ容量を拡大する可能性を提供します。シートのバックレストの角度は、非常に快適なポジションからカーゴ・ポジションまで、別々に何段階かに分けて調整することができます。これにより、ラゲッジ・ルームの容量は最大で90リッター増加します。また、オプションで後席のベンチシートの前後調整が可能なため、必要に応じた室内の使い方の幅が広がります。60:40に分割可能な後列シートの各セクションは、別々に、または一緒に最大13センチメートル前方にスライドさせることができます。

後席の多彩な調整機能により、ラゲッジ容量を470リッターから最大1,455リッター(BMW 218iアクティブ・ツアラー、BMW 218d アクティブ・ツアラーの場合)または415リッターから最大1,405リッター(BMW 220iアクティブ・ツアラー、BMW 223iアクティブ・ツアラーの場合)に拡大することができます。プラグイン・ハイブリッド・モデルのラゲッジ・ルームには406~1,370リッターの荷物が入ります。オートマチック・テールゲート・オペレーションを標準装備し、オプションのコンフォート・アクセス・システムでは、ハンズフリーでの開閉も可能です。トレーラー・ヒッチもオプションで用意され、新世代のBMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーでは、ボタン操作ひとつで電動で展開・格納されます。モデル・バリエーションによっては、トレーラーの最大許容積載量が1,500キログラムになります(プラグイン・ハイブリッド・モデルは1,400キログラム、暫定値)。オプションのルーフ・レールはハイグロス・ブラックまたはアルミニウム・サテンの2種類から選択可能で、ルーフ・ボックスやサイクルキャリアを固定することができ、デザイン上のアクセントにもなります。

豊富な収納スペースは、日常生活や長距離移動の際の実用性をさらに高めます。助手席側にはおなじみのグローブ・ボックスに加え、横に開くアームレストと一体化したコンパートメントを設け、その下にも収納スペースを確保しました。センター・コンソールの前のエリアにはスマートフォンの収納スペースと2つのカップ・ホルダーを配置し、フロントとリヤのドア・ポケットには、飲料ボトルが収納できるようになっています。

2ゾーン・オートマチック・エアコンディショナーとスポーツ・ステアリング・ホイールを標準装備、M Sportパッケージの特徴的なインテリア
新型BMW2シリーズ アクティブ・ツアラーには、2ゾーン・オートマチック・エアコンディショナーと、自動ヘッドライト・コントロール付きレイン・センサーも標準装備されています。標準装備のスポーツ・レザー・ステアリング・ホイールの最新バージョンには、高級感あふれるデザインのパール・グロス・クロームのアクセント・トリム、大型サムレスト、マルチ・ファンクション・スイッチが装備されています。ステアリング・ホイール・ヒーターは、オプションで装備可能です。

M Sportパッケージ装着車の場合、新型BMW2シリーズ アクティブ・ツアラーには希望に応じて、特徴的なスリー・スポーク・デザインのパドル・スイッチを備えたヒーター付きMレザー・ステアリング・ホイールも用意されています。この装備オプションには、さらにアンスラサイト・カラーのMルーフ・ライナーと、センサテックとアルカンターラを組み合わせたスポーツ・シート、Mペダル、Mドライバー・フットレスト、「M」エンブレム付きインフォメーション・ディスプレイが用意されています。

プレミアムな空間を自在にカスタマイズ
新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーは、的確なカスタマイズを実現する豊富なオプションにおいても、そのプレミアムなキャラクターを発揮します。ダッシュボードとフロント・ドア・ショルダーの表面には、目を引くコントラスト・ステッチを施したセンサテックをオプションで指定できます。さらに、オプションでミラー・パッケージもオーダー可能で、その内容はドア・ミラーの投光機能、ドア・ミラーの電動格納機能、ルーム・ミラーと運転席側ドア・ミラーの自動防眩機能となっています。標準装備のインテリア照明には、フットウェル、ドア・ハンドル、センター・コンソールのストレージ・コンパートメントに加え、読書灯、ルーフ・ライナーのアンビエント・ライト、ドア・エントリー・ライトが含まれています。オプションのアンビエント・ライトは、室内を趣豊かに照らします。照明の配光、明るさ、配色はiDriveメニューで設定可能です。このオプションにはダイナミック・インテリア・ライト機能も搭載されており、電話の着信やエンジン作動中にドアが開いていることをライトの点滅で知らせます。

約1平方メートルのガラス面を持つ、オプションのパノラマ・ガラス・ルーフは、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの室内にさまざまな形で光とフレッシュな空気を届けます。ガラス・ルーフのローラー・ブラインドは、マルチ・レイヤー・デザインとなり、ガラス・パネルと同様に電動式です。

ナビゲーション・システムを標準装備、サウンドを自由に楽しむ
新型BMW2シリーズ アクティブ・ツアラーには、Bluetoothインターフェース、4つのUSB-Cポート、センター・コンソールとラゲッジ・ルームにそれぞれ12Vパワー・ソケットが標準装備されています。同様に標準搭載されるBMWライブ・コックピット・プラスは、クラウド・ベースのナビゲーション・システム「BMWマップス」と4個のスピーカーで構成されています。オプションの「ハーマン・カードン・サウンド・システム」には、12個のスピーカーが搭載されます。そのミッドレンジ・スピーカーは、ドア・パネルのファブリックの下に目立たないように組み込まれる一方、ツイーターには、高品質なステンレス・カバーが採用されています。

 
駆動システム
新型エンジン、7速ステップトロニック・ダブル・クラッチ・トランスミッションを標準装備、48Vマイルド・ハイブリッド・テクノロジー、2種類のプラグイン・ハイブリッド・モデル

著しく向上した駆けぬける歓び、燃料消費とCO2排出量の大幅な削減が、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのパワートレイン・ポートフォリオの特徴です。新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーに搭載されているガソリン・エンジンとディーゼル・エンジンは、BMWグループのエフィシエント・ダイナミクス・エンジンファミリーの最新世代です。さらなる進化を遂げ、パワーアップした48Vマイルド・ハイブッドテクノロジーが新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーに初搭載され、スポーツ性能と効率性をさらに高めています。パワートレインの電動化への継続的な取り組みは2022年まで続き、プラグイン・ハイブリッド・ドライブを搭載した2つのモデル・バリエーションが導入される予定です。

すべてのエンジンは、標準装備の同じく新開発された7速ステップトロニック・ダブル・クラッチ・トランスミッションを介して動力を伝達します。先代モデルと同様、ここから前輪に駆動トルクが送られます。

燃料消費挙動と排出挙動を最適化したガソリン・エンジン
新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの市場導入時より、最新のBMWツインパワー・ターボ・テクノロジーを採用した3気筒または4気筒のガソリン・エンジン3種類が用意されます。今回のアップデートでは、点火・噴射システムに加えて、主に燃焼サイクルや燃焼室の形状に着目しています。

いわゆるミラーサイクルにより、吸気バルブの開弁時間が短縮され、ターボ・チャージャーやインタークーラーの性能が高まります。こうして、負荷範囲全体において、また日常交通においても、燃料消費と排出を大幅に低減することができます。さらに、インレット・ポートと燃焼室の設計を見直し、混合気の形成と燃焼効率の両方を最適化することで、その効果を高めています。電子回路を内蔵したアクティブ・コイルの採用により、点火システムも新しい燃焼プロセスに適合させることができます。さらに、新しいデュアル噴射システムにより混合気の形成を最適化することができます。従来の高圧噴射方式に加え、燃料の一部を低圧で燃焼室に噴射する方式を採用しています。その結果、インレットとシリンダー内の流れの挙動は、粒子状物質の発生を抑え、CO2排出量を低減することに成功しました。また、エンジンのアイドリング音も、新しい噴射技術の恩恵を受けています。

新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの市場導入にあたっては、3種類の新世代ガソリン・エンジンが設定されます。2.0リッター4気筒エンジンは、BMW 223iアクティブ・ツアラーに搭載されます。最高出力160kW(218ps)(最高出力150kW(204ps)/5,000~6,500rpmの内燃エンジンと最高出力14kW(19ps)の電気モーターの組み合わせにより発生)、最大トルク360Nm(最大320Nm/1,500~4,000rpmの内燃エンジンと最大55Nmの電気モーターの組み合わせにより発生)を発揮するこのトップモデルは、静止状態から7.0秒で時速100キロメートルに達します。WLTPテスト・サイクルで測定した燃料消費とCO2排出量は、6.6~6.0リッター/100km、149~137g/kmです。

さらに、2種類の新型3気筒ガソリン・エンジンが用意され、排気量はそれぞれ1.5リッターです。2種類のうちよりパワフルなモデル・バリエーションは、最高出力125kW(170ps)(最高出力115kW(156ps)/4,700~6,500rpmの内燃エンジンと最高出力14kW(19ps)の電気モーターの組み合わせにより発生)、最大トルク280Nm(最大240Nm/1,500~4,400rpmの内燃エンジンと最大55Nmの電気モーターの組み合わせにより発生)を発生します。これにより、新型BMW 220iアクティブ・ツアラーは発進から8.1秒で時速100キロメートルまで加速します。活気あふれる出力特性を発揮しながら、WLTPテスト・サイクルに基づく複合モード燃費は6.5~5.9リッター/100km、CO2排出量は148~133g/kmを実現しています。

新型BMW 218iアクティブ・ツアラーの3気筒エンジンの最高出力は100kW(136ps)で、最大トルクは230Nm。静止状態から9.0秒で時速100キロメートルに達します。その素晴らしい効率性は、WLTPテスト・サイクルに基づく複合モード燃費6.8〜6.2リッター/100km、CO2排出量154〜140g/kmという数値に反映されています。

効率を一段と高めたディーゼル・エンジン
新型BMW 218dアクティブ・ツアラーには、ガソリン・エンジンと同様に大きくさらなる進化を遂げた4気筒ディーゼル・エンジンが搭載されています。この新世代のディーゼル・エンジンの大きな特徴は、摩擦を最適化した熱処理鋼製ピストンを採用したことです。また、ピストン・スカートにグラファイト・コーティングを施すことで、摩擦や騒音レベルの低減に貢献しています。マップ制御の電気モーター付きアクティブ・オイルセパレーターは、シリンダー・ヘッドカバーから排出される燃焼ガスをさらに浄化します。燃費改善と排出削減をさらに進めるため、2段階ターボ過給システムの効率も最適化し、コモンレール式噴射システムと排気ガス再循環システムにも改良を加えています。

最高出力110kW(150ps)、最大トルク360Nmを発揮する新バージョンの2.0リッター4気筒ディーゼル・エンジンは、BMW 218dアクティブ・ツアラーに搭載され、静止状態から8.8秒で時速100キロメートルまで加速します。WLTPテスト・サイクルで測定された複合モード燃費は5.3~4.8リッター/100km、CO2排出量は138~125g/kmで、パワートレインの効率が一段を向上したことをはっきりと示しています。

7速ステップトロニック・ダブル・クラッチ・トランスミッションを標準装備
新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーは、7速ステップトロニック・ダブル・クラッチ・トランスミッションの新バージョンを搭載したブランド初のモデルであり、すべてのモデル・バリエーションに標準装備されています。この最新世代のオートマチック・トランスミッションは、完全電子制御、ギヤ・スプレッドの拡大、内部効率の向上などを特徴としています。さらに、ルート・プロファイルに応じてギヤを選択できるほか、すべての「My Modes(マイ・モード)」にコースティング機能を搭載し、より効果的に効率向上に貢献できるようになりました。車両が停止している時には切れるクラッチと最適化された発進性能があいまって、ギヤ・チェンジとドライビングの快適性を高めます。エンジンを切ると、トランスミッションが自動的にPポジションに移行するようになりました。

7速ステップトロニック・ダブル・クラッチ・トランスミッションは、非常にスピーディかつスムーズなギヤ・チェンジを可能にします。2つのサブ・トランスミッションをひとつのハウジングで結合しているため、ギヤ・チェンジの前にタイミングよく適切なギヤを選択することが可能です。継続的開発の過程でシフト・ダイナミクスをさらに向上させました。また、同じサブ・トランスミッション内でのシフトダウンも可能になりました。さらに、オプションで用意される7速ステップトロニック・スポーツ・ダブル・クラッチ・トランスミッションは、非常にダイナミックなシフト特性を備え、ステアリング・ホイール上のパドル・スイッチで操作することができます。

新しい48Vマイルド・ハイブリッド・テクノロジーがデビュー
BMW 223iアクティブ・ツアラーとBMW 220iアクティブ・ツアラーの駆動システムは、マイルド・ハイブリッド・テクノロジー方式を採用した電動化によって、運動性能の向上と効率の最適化を実現しました。スターター・ジェネレーターとして、また内燃エンジンの補助に使用される48Vの電気モーターが、今回初めてオートマチック・トランスミッションに組み込まれました。これにより14kW(19ps)の出力向上が実現し、加速時の追加の駆動トルクとして利用されるほか、発進時や中速域でのスプリント時に特にのびのびとしたパワーが発揮されるようになりました。また、強力なスターター・ジェネレーターは、オート・スタート・ストップ機能使用時の快適性を向上させます。

動力補助に必要なエネルギーは、ラゲッジ・ルーム下に格納された追加の48Vバッテリーに蓄えられ、コースティング時やブレーキ操作時の回生によって充電されます。充電容量は15kWを実現しています。48Vバッテリーは、電気モーターへの電力供給に加えて、ブレーキ時に回収したエネルギーを車両のオンボード・ネットワークに供給します。

2種類のプラグイン・ハイブリッド・モデルをラインアップに追加
プラグイン・ハイブリッド・テクノロジーは、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーにおいてさらに強力な電動化を実現します。プラグイン・ハイブリッド・モデルは、2022年夏からラインアップに追加される予定です。BMW 230e xDriveアクティブ・ツアラー(WLTPテスト・サイクルに基づく複合モード燃費:1.4~1.1リッター/100km、複合モード電費:20.0kWh~17.9kWh/100km、複合モードCO2排出量:30~22g/km)とBMW 225e xDriveアクティブ・ツアラー(WLTPテスト・サイクルに基づく複合モード燃費:1.4~1.1リッター/100km、複合モード電費:20.0kWh~17.9kWh/100km、複合モードCO2排出量30~22g/km)の導入によって、2種類のプラグイン・ハイブリッド・モデルがラインアップに加わります。これらのモデルは、先代よりもスポーツ性、効率性、EV航続距離、充電容量の面で大きな進歩を遂げています。これを可能にしたのは、BMWのプラグイン・ハイブリッド・モデルに初めて搭載された第5世代のBMW eDriveテクノロジーです。このテクノロジーは、パワー・エレクトロニクス、トランスミッションとともにひとつのハウジングに収められた電流励起型電気モーターと、最新のバッテリー・セルならびに充電技術で構成されています。高電圧バッテリーは、非常にフラットな構造を特徴としており、フロア下の低い位置に配置されています。これにより車両の重心が低くなり、プラグイン・ハイブリッド・モデルの俊敏性に好影響を与えます。

どちらのモデルにも、後輪に作用する電気モーターと、前輪を駆動する最新のBMWツインパワー・ターボ・テクノロジーを搭載した3気筒ガソリン・エンジンが組み合わされています。これにより、インテリジェントなパワー・マネジメントを活用したハイブリッド専用の四輪駆動システムが実現し、あらゆる走行状況において高いスポーツ性と走行安定性、トラクションを確保します。最高出力は、BMW 230e xDriveアクティブ・ツアラーが240kW(326ps)(最大110kW(150ps)の内燃エンジンと最大130kW(177ps)の電気モーターの組み合わせにより発生)、BMW225exDriveアクティブ・ツアラーが180kW(245ps)(最大100kW(136ps)の内燃エンジンと最大80kW(109ps)の電気モーターの組み合わせにより発生)です。搭載されている高電圧バッテリーの正味エネルギー量は14.2kWh(総エネルギー量:16.3kWh)です。最大充電容量は、先代モデルの3.7kWから7.4kWにアップしました。これにより、高電圧バッテリーは約2時間半で残量ゼロから満充電できるようになりました。家庭用コンセントでも8時間以内に充電が完了します。EV走行による航続距離も大幅に伸びました。WLTPテスト・サイクルに基づく航続距離は、最長80キロメートルに達します(出力、充電容量、バッテリー容量、燃費、電費、CO2排出量、EV航続距離に関する数値はすべて暫定値です。気温が0℃以下の場合、プラグイン・ハイブリッド・モデルの完全EVモードは、車両が数キロメートル走行し、バッテリーが温まって動作可能な状態になるまで使用することはできません)。

 
サスペンション・テクノロジーとドライビング・エクスペリエンス
眼を見張るスポーツ性と圧倒的な心地よさをあらゆる場面で提供

新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのサスペンション・テクノロジーは、BMWブランドならではのスポーツ性と、あらゆる場面で圧倒的な乗り心地のよさを実現するために設計されています。そのために必要なコンセプト上の前提条件は、重量と剛性を最適化したボディ構造、ロング・ホイールベース、先代モデルよりも拡大したトレッド幅によって満たされます。このモデル専用のアクスル、ステアリング、スプリング、ダンパー、およびすべての制御システムを開発するにあたって最も重視されたのは、日常の運転だけでなく、ダイナミックさが要求される田舎道や、長距離を走行するときにもスムーズで調和のとれた走りを味わえるようにすることでした。重い荷物を積んで運転したり、トレーラーを牽引したりする場合の特定の使用条件も考慮されました。

さらに、すべての駆動およびサスペンション・システムを統合的に適用することで、スポーツ性を意識した走りであっても、あらゆる天候や路面状況においても、正確にコントロールできるハンドリングを実現しました。標準装備のアクチュエーター近接ホイール・スリップ・リミテーション機能により、トラクションと方向安定性の双方を向上させました。そのほかにも、インテグレーテッド・ブレーキ・システムや、オプションのアダプティブMサスペンション用周波数選択ダンピングが新機能として挙げられます。

新開発のコンポーネントを備えたフロント・アクスルとリヤ・アクスル
新型BMW 2シリーズは、フロント・アクスルとリヤ・アクスルの設計原理を先代モデルから受け継いでいます。同時に、フロントのシングル・ジョイント・スプリング・ストラット式アクスルについては、すべてのコンポーネントをほぼゼロから新たに開発しました。新しいアクスル・キネマティクス(弾性運動学的構造)と剛性の向上により、俊敏な回頭性と駆動系にほとんど影響されないステアリング・フィールを実現しました。ハイドロ・マウントのサポートにはアルミニウムを採用し、車体重量を約3キログラム削減しました。ステアリング・アクスルの再調整により、キャスター・オフセットが先代モデルより約15パーセント増加し、ステアリング・フィードバックと直進安定性の両方に好影響を与えています。

また、すべてのモデルに採用されたモジュール式3リンク・リヤ・アクスルは、スポーティな走行特性の実現に理想的な条件を提供します。極めて高い剛性を持つモデル専用設計で、リヤ・アクスル・サブフレームの取り付け剛性も高く、横方向の加速度が高い場合でも正確なホイール・コントロールを約束します。スプリングとダンパーを別々に配置することで省スペース化を図り、後席の乗員や荷物のためのスペースを確保しました。両アクスルに高プリロードのアンチロール・バー・マウントを採用し、ダイナミックなコーナリング時の安定性とステアリング精度を向上させました。摩擦と重量を最小限に抑えた新しいホイール・ベアリングの設計も、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの優れた効率性に寄与しています。

また、長距離走行時の快適性を高めるため、サスペンションとダンピング・システムも大幅に改良しました。フロント・アクスルには、ストローク依存型補助ダンピング機構が初めて採用されました。ダンパーに追加スリーブを用いることにより、小さな起伏を乗り越える際の車体の動きを抑えるとともに、コーナリング時の優れた過渡特性を実現しています。

周波数選択ダンピング、車高の、15ミリメートルダウン、スポーツ・ステアリングを備えたアダプティブMサスペンション
可変式の機械制御ダンパーを備えたアダプティブMサスペンションは、
プラグイン・ハイブリッドを含む新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのすべてのモデルにオプションとして用意されています。俊敏性と長距離走行時の快適性は、システムの周波数選択ダンピングの恩恵を受けています。ダンパー内の圧力ピークは、伸び側で作動する追加バルブによって平滑化されます。その結果、路面の小さな起伏を吸収する快適な応答性と、ダイナミックな走行状況でのスポーティなダンパー特性を両立させることができました。

専用設計のダンパー・システムにより、プラグイン・ハイブリッド・モデルを除くすべてのモデルで車高を15ミリメートル下げることができます。このほか、アダプティブMサスペンションの装備の一部として、スポーツ・ステアリングがすべてのモデルに搭載されます。この仕様のエレクトリック・パワー・ステアリングは、よりダイレクトなラック・レシオを特徴としており、標準仕様のステアリングと同様に、車速に応じてステアリング操作をアシストする「サーボトロニック」が搭載されています。

極めて高速・高精度:アクチュエーター近接ホイール・スリップ・リミテーション
また、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーには、アクチュエーター近接ホイール・スリップ・リミテーションが搭載され、厳しい走行状況下でも俊敏性と卓越性を最大限に引き出します。このシステムでは、トラクション・コントロール・システムがエンジン・マネージメントに組み込まれています。これにより、ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)システムのコントロール・ユニットまでの長い信号経路が不要になって、前後のアクスルに対する制御介入が従来のシステムと比べ最大で10倍も速くなり、さらにアクスル間での駆動力の振り分けも極めて正確に行われます。アクチュエーター近接ホイール・スリップ・リミテーションは、滑りやすい路面でも最適なトラクションを確保し、急加速時でも優れた直進安定性を実現し、コーナーでも高い走行安定性を約束します。

DSCシステムには、アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)やダイナミック・トラクション・コントロール(DTC)のほか、さまざまな安定化機能や発進アシストなどの機能が含まれています。パフォーマンス・コントロールは、状況に応じて駆動トルクをフロント・ホイールに配分することで、俊敏性を高めます。左右輪で摩擦係数が異なる路面を走行中に急ブレーキ操作を行った時の走行安定性を向上させるため、ステアリングを振動させてドライバーにこれを伝え、進路の修正をサポートします。さらに、電気機械式パーキング・ブレーキの機能はDSCシステムによりリヤ・ブレーキ・キャリパーに統合されています。

インテグレーテッド・ブレーキ・システムが、ハンドリング特性を最適化
新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのインテグレーテッド・ブレーキ・システムは、競合他社にはないもので、極めて優れた制動性能と信頼できるペダル操作感を実現しています。ブレーキの作動、ブレーキの倍力、ブレーキの制御といった機能をひとつの小さなモジュールにまとめています。必要なブレーキ圧は電動式アクチュエーターで生成します。この原理により、ブレーキ圧の動的生成特性が向上し、走行安定性のための制御介入が大幅に高速化、高精度化します。インテグレーテッド・ブレーキ・システムは、ドライバーの希望に極めて正確に制動力を適合させ、濡れた路面や大きな横方向加速度、ブレーキ温度上昇などの影響を受けることなく安定したペダル操作感を実現しています。また、電動アクチュエーターの採用により、ドライバー・アシスタント・システムからの減速要求も非常に短い制動停止距離に変換され、アクティブ・セーフティを向上させました。

新型2シリーズ アクティブ・ツアラーのブレーキ・システムは、前後輪にシングル・ピストン・フローティング・キャリパー・ディスク・ブレーキを備えています。ブレーキ・パッド・ウェア・インジケーターが標準装備されており、操作システムiDriveの該当するメニューでブレーキ・パッドの残寿命に関する正確な情報を提供します。

標準装備の16インチもしくは17インチ(BMW 223i アクティブ・ツアラーの場合)サイズのアロイ・ホイールに装着されるタイヤの直径を680ミリメートルに拡大し、乗り心地を向上させると同時に、サイド・ビューの車両の存在感を高めています。新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーにはこのほか、タイヤ空気圧の低下を早期に警告するタイヤ空気圧インジケーターが各ホイールに標準装備されています。

 
ドライバー・アシスタント・システム
快適性と安全性を約束する最新テクノロジー

新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの快適性と安全性は、先代モデルと比較して大幅に拡充された、競合他社の追随を許さない数々のドライバー・アシスタント・システムによって、標準装備またはオプションによってさらに強化されています。実際、この新型オールラウンダーは、BMWのコンパクト・モデルとしてこれまでで最も豊富な自動アシスト機能のラインアップを誇っています。これらの機能はさまざまな走行状況において、また駐車の際にドライバーをアシストし、負担を軽減します。そして、カメラ画像や超音波センサー、レーダー・センサーで収集したデータを処理して車両の周囲を監視し、危険がある場合には警告し、ブレーキやステアリングに介入することによって事故のリスクを最小限に抑えます。

新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーに搭載されている自動運転および駐車システムは、機能の多彩さと可用性に関して市場最高レベルを誇ります。リモート・ソフトウェア・アップグレードによって、既存の機能は改良や拡張が可能であり、さらにお客様はファンクション・オン・デマンドを利用して「ストップ&ゴー機能付アクティブ・クルーズ・コントロール」を含むドライビング・アシスタント・プラスなどの機能を選んで後付けでインポートすることができます(サービスは車両に搭載されているハードウェアと市場環境によって異なります)。

あらゆる状況で自動的に適切な車速を選択
SAE(米国自動車技術者協会)規格(SAE J3016)に基づく自動運転レベル2を実現する機能として、自動「スピード・リミット・アシスト」、ストップ&ゴー機能付アクティブ・クルーズ・コントロール使用時のルート・モニタリングなどが注目されます。どちらの機能も、ドライバーが適切な車速を快適に選択できるようサポートします。

自動スピード・リミット・アシストは、前走車との安全な車間距離を保ちながら、走行ルート上の速度制限を守って車速をコントロールします。道路標識認識システムまたはナビゲーション・システムのデータから予想される制限速度を考慮します。BMW iDrive操作システムのメニューで適切に設定すれば、この方法で検出された制限速度を自動的に新しい希望速度に設定します。

ルート・モニタリング機能では、ルート・ガイダンスを考慮します。ナビゲーションのマップデータを利用して、カーブ、ラウンドアバウト(環状交差点)、交差点または高速道路の出口にさしかかると、あらかじめ減速します。同様に、システムは市街地に入る前に、必要に応じて速度を調整します。適切な速度で該当区間を通過すると、システムはドライバーが入力した希望速度または許容最高速度まで新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーを加速させます。

標準装備:ブレーキング機能および手動スピード・リミット・アシストを備えたクルーズ・コントロール
新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーには、ブレーキング機能を備えたクルーズ・コントロールが標準装備されています。このシステムは、たとえば下り坂で一定の速度を保ち、ブレーキをかけることでカーブでも快適な速度に調整します。また、手動スピード・リミット・アシストも装備されています。ドライバーは、同じく標準装備の追い越し禁止表示機能付き道路標識認識システム「スピード・リミット・インフォ」に登録された制限速度をボタンひとつで新たな希望速度として採用することができます。

オプションのストップ&ゴー機能付きアクティブ・クルーズ・コントロールはさらに、希望する速度のほかに前走車との安全車間距離を自動的に保ちます。このために、カメラとレーダー・センサーが収集したデータを活用します。このシステムは、時速30~180キロメートルで利用可能で、必要に応じて車両が停止するまでブレーキをかけ続けます。最大30秒の一時停止のあと、自動的に再発進することが可能です。また、オプションのBMWヘッドアップ・ディスプレイには車間距離に関する情報を表示させることもできます。

新機能を搭載したフロント・コリジョン・ウォーニングとレーン・ディパーチャー・ウォーニングも標準装備
新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのもうひとつの標準装備は、「フロント・コリジョン・ウォーニング(前面衝突警告)」です。ブレーキング機能付き衝突警告システムやブレーキング機能付き歩行者・自転車警告システムと並んで、この最新版のシステムは、さまざまなその他の場面で事故回避を効果的にサポートします。たとえば、このシステムは対向車にも対応するようになりました。右折時に車道と平行して後方または前方から接近してくる歩行者や自転車を警告する機能を搭載し、市街地走行における安全性を高めています。これにより、右折する車両が歩行者や自転車を巻き込むリスクを低減することができます。

また、フロント・コリジョン・ウォーニングは、左折時にもドライバーをサポートします。対向車線を走行する車両が接近してきた場合、ドライバーに視覚と聴覚に訴える警告を発し、左折を続けようとするとブレーキング機能で阻止します。新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーには、「エバージョン・エイド(衝突回避アシスタント)」も標準装備されています。これは、不意に現れた車両や歩行者との衝突を避けるのに役立ちます。衝突を回避すべき兆候を検出した場合、システムはステアリング・コントロールへの介入によってドライバーをサポートし、空いている隣の車線へ車両を誘導します。

このほか、車線復帰機能を備えた「レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告機能)」も標準装備されています。このシステムは、その時々の車線の状況をこれまで以上に正確に分析します。道幅が極端に狭い道路では、進路修正アシストを抑制することで、反対方向から車両が接近してきた場合に道路の端に寄りやすいようにしています。

快適性と安全性を向上:新型エグジット・ウォーニング付きドライビング・アシスト
オプションの「ドライビング・アシスト」に含まれる機能には、見通しの悪い道路に後退しながら出る際の衝突の危険性を低減する「後車追突警告」および「リヤ・クロストラフィック・ウォーニング」があります。複数車線道路上で車線変更や追い越しをする場合の安全性を大きく高めるのが「レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告機能)」で、隣の車線を危険な距離で走行しているか、あるいは後方から急接近してくる車両の存在をドライバーに知らせます。警告はドア・ミラーの警告灯によって行われます。ステアリング・ホイールの振動は、車両が正しい車線に戻るようドライバーをサポートします。

もうひとつの革新的な機能である「エグジット・ウォーニング(降車時警告機能)」は、停車中車両の安全性を向上させます。車両や自転車が急接近し、いずれかの車両側面に衝突する危険性がある場合、警告灯と警告音が作動します。ドライバーまたは同乗者に、ルーム・ミラーに内蔵されているLEDの点滅やアンビエント・ライトで危険な状況であることを知らせます。さらに、警告音も発します。

完全なパッケージ:ステアリング&レーン・コントロール・アシストを備えたドライビング・アシスト・プラス
オプションの「ドライビング・アシスト・プラス」を搭載した場合、時速210キロメートルまではアクティブ・クルーズ・コントロールが使用可能です。また、「ステアリング&レーン・コントロール・アシスト」は、時速210キロメートルまでスムーズにステアリング操作に介入し、車線内にとどまるよう新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのドライバーをサポートします。ドライビング・アシスト・プラスには、「アクティブ・ナビゲーション」機能も含まれています。この機能では、複数の車線を持つ道路でも、ナビゲーション・システムで算出されたルートに沿って走行するようドライバーをサポートします。

ドライビング・アシスト・プラスの機能には、欧州の一部の国で市場投入されている「レスキュー・レーン・アシスタント(緊急車両用車線アシスタント)」や、「アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション機能付きレーン・キーピング・アシスタント」も含まれています。衝突に対するアクティブ・プロテクション機能として、「優先違反警告機能」や「進入違反警告機能」のほか、「クロス・トラフィック・ウォーニング」機能も寄与します。

作動中のシステムとその機能は、メーター・パネルの「アシステッド・ビュー」で確認できます。コックピット・ディスプレイの中央エリアには、車両とその周囲の状況が立体的に表示されます。カメラとセンサーが検知した、現在走行中の車線と、場合によっては隣の車線にいる乗用車、トラック、モーターサイクルが表示されます。

カスタマイズされた駐車および操車のサポート:リヤ・ビュー・カメラ、リバース・アシスト、パーキング・アシスタント
新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのドライバーは、駐車時や操車時にも効果的なサポートが受けられます。たとえば、標準装備の「アクティブ・パーク・ディスタンス・コントロール(PDC)」は、フロントとリヤにセンサーを備え、視覚と聴覚を刺激して注意を促すだけでなく、車両の側方および後方にある障害物との衝突を回避するために自動でブレーキをかけます。また、リヤ・ビュー・カメラも標準装備されています。

さらに、最新バージョンのパーキング・アシスタントも標準仕様となり、用途がさらに広がりました。車道に対して平行または直角に配置された駐車スペースを選択して利用するためのサポートを行います。車両が駐車スペースの横を通過する際に、駐車に適切なスペースがあるかどうかを超音波センサーでスキャンします。駐車スペースの選択や駐車する向きを選択する際に、他の車両だけでなく、縁石に向きを合わせることもできるようになりました。また、このシステムは入庫と出庫の両方に対応しており、操車時のステアリング操作だけでなく、加速やブレーキ操作、ギヤ・チェンジなどもドライバーの代りに行います。

パーキング・アシスタントには、リバース・アシスト機能も搭載されています。リバース・アシストは、立体駐車場や車寄せなど、狭くて見通しの悪い場所でも、自動で極めて快適に元の位置まで戻ることができます。そのため、時速36キロメートル以下で最後に前進走行をしたルートのステアリングの動きを記憶します。続いて、システムは、前進で走行したルートを、最長50メートルまでリバース・ギヤで戻ることができます。ドライバーがするべきことは、アクセルとブレーキの操作と周囲の状況をよく監視することだけです。自動で元の位置に戻る際の車速は、最高時速9キロメートルに制限されています。

オプションの「パーキング・アシスタント・プラス」に含まれる機能によって、さまざまなシーンで周囲の状況を完璧に把握できます。サラウンド・ビュー(トップ・ビューを含む)、パノラマ・ビュー、3Dビューを使って、車両とその周辺360度の画像をさまざまな視点からコントロール・ディスプレイに表示します。また、自車とその周辺の3次元ライブ映像をドライバー所有のスマートフォンに送信することができる「リモート3Dビュー」機能を搭載しています。

パーキング・アシスタント・プラスとセットで提供される「BMWドライブ・レコーダー」は、ドライバー・アシスタント・システムのカメラを使って車両周囲の映像を録画・保存し、停車中にコントロール・ディスプレイで再生したり、USBインターフェースを介してエクスポートしたりできます。これにより、ドライバーは、たとえば非常に素晴らしい風景の中を駆けぬけるときや、見応えのある走行シーンを最長60秒間、高画質で録画し、接続したUSBメモリーに転送することができます。万一の衝突時には、衝突前後の最大20秒間、合計40秒間の映像を自動的に保存します。

その他のオプションとして、「リモート・セフト・レコーダー」が用意されており、このレコーダーが作動すると、同じく新採用の車内カメラが作動します。車両が盗難に遭った場合は、このシステムがお客様のスマートフォンにメッセージを送信します。新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのフロント・エンド、リヤ・エンド、ドア・ミラーに内蔵されたカメラで撮影した映像に加え、車内カメラの映像を呼び出して保存することができます。


 
表示および操作システム、コネクティビティ
新型BMW iDriveと革新的なデジタル・サービス

新型BMWシリーズ アクティブ・ツアラーは、プレミアム・コンパクト・セグメントで初めて最新バージョンの表示および操作システム「BMW iDrive」が搭載されたモデルです。「BMWオペレーティング・システム8」の新世代ソフトウェアと、とりわけ強力なコネクティビティおよびデータ・プロセッシングにより、ドライバーとクルマとの間で行う対話をデジタルの未来へと誘います。新しいBMW iDriveは、車両、ナビゲーション、インフォテインメント、コミュニケーション機能の直観的で多面的(マルチモーダル)かつ快適な操作とデジタル・サービスの利用に関する可能性を大きく広げます。

新型BMW2シリーズ アクティブ・ツアラーのユーザー・エクスペリエンスは、BMWカーブド・ディスプレイ、音声コントロール、ステアリング・ホイールのマルチ・ファンクション・スイッチ、オプションのBMWヘッドアップ・ディスプレイのシームレスなインタラクションによって特徴づけられます。新しいグループ化されたディスプレイとBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントの継続的な機能向上により、新型BMW iDriveは、徹底してタッチ操作と自然言語による対話に焦点を当てています。その結果、先代モデルではBMWコントローラーで行われていた操作手順がさらに簡単になり、タッチ機能や音声コントロールまたはステアリング・ホイールのスイッチで行われます。

最新のグラフィック表示を備えたフル・デジタルのBMWカーブド・ディスプレイ
新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーに標準装備されているBMWカーブド・ディスプレイは、10.25インチのインフォメーション・ディスプレイと対角10.7インチのコントロール・ディスプレイで構成されます。これらのディスプレイはドライバーに向かって湾曲したガラス・サーフェスの背後で、ひとつのフル・デジタル高解像度ディスプレイ・ユニットに統合されています。カーブド・ディスプレイは、人間工学に基づきドライバーに向かってはっきりと角度がつけられており、直感的なタッチ操作がしやすくなっています。同時に、同乗者も表示が見やすく、システムをタッチ機能や音声操作でコントロールすることができます。

BMWカーブド・ディスプレイの最新グラフィックと操作システムのメニュー構成は、スマートフォンでなじみのある外観を採用しており、直感的なタッチ操作ができるよう最適化されています。操作面は、特徴的なフォルム、ダイナミックなライト・エフェクト、高い色深度、モダンな色彩が印象的です。インフォメーション・ディスプレイのグラフィック・レイアウトも、ディスプレイの中央に表示される内容も、走行状況や好みに合わせてカスタマイズすることが可能です。コントロール・ディスプレイのホーム画面では、ウィジェットが分かりやすい構成で、希望に応じてドライバーの好みに合わせて配置され、タッチ機能で選択されたメニュー項目の概要が簡単に確認できます。よく使う機能は特に目立つように表示されます。

オートマチック・エア・コンディショナーも、音声またはコントロール・ディスプレイのタッチパネルで操作できます。運転席と助手席の希望温度を調整するコントローラーは常設で表示され、風量、風量配分、シート・ヒーター機能はエア・コンディショナーのメニューを呼び出して調整することも可能です。

ウェルカム・シナリオ:BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーがドライバーを歓迎
新たに考案されたウェルカム・シナリオは、ドライバーが車両に近づいた時から魅力的なユーザー・エクスペリエンスを提供します。超広帯域無線技術(UWB)により、車両とキーや互換性のあるスマートフォンとの間の正確な位置確認が可能です。つまり、ドライバーが車両にどの方向から近づいてきているのか、どれくらい離れているのかを、数センチ単位で正確に把握することができるのです。

車両の3メートル以内に近づくと、完璧に編成された一連の手順が実行され、車両が準備されます。その内容は、エクステリア・ライトとインテリア・ライトの光の演出から、ドア・ミラーに組み込まれたプロジェクター・ライトの点灯、車両の自動ロック解除、BMWカーブド・ディスプレイでのスタートアップ・アニメーションの再生、BMW IDの起動、スマートフォンのペアリング、あいさつのメッセージや役立つ提案・ヒントを表示するパーソナライズされたウェルカム・ウィンドウまで多岐にわたっています。

新しい「マイ・モード」によるパーソナルなドライビング・エクスペリエンス
新しいマイ・モードは車両の機能、ディスプレイ、インテリアの雰囲気の総合的な連携を実現します。マイ・モードは、音声コマンドや、先代モデルのドライビング・エクスペリエンス・コントロール・スイッチに代わってセンター・コンソールに配置された専用のボタンを使って簡単に呼び出すことができます。新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーでは、マイ・モードを「PERSONAL(パーソナル)、「SPORT(スポーツ)」、EFFICIENT(エフィシエント)」から選ぶことができます。これにより、駆動システムやステアリング、BMWカーブド・ディスプレイの表示方法、インテリア・ライトに関する特定の設定を有効にすることができます。

PERSONALモードは、バランスの取れた車両特性を持ち、ディスプレイや室内照明を自分の好みに合わせて設定することができます。SPORTモードでは、駆動システムとステアリングがダイナミックなドライビング・スタイルに合わせた設定になっています。このため、インフォメーション・ディスプレイの表示項目を削減し、赤色で強調することで、運転に集中できるようにします。EFFICIENTモードは、明確に持続可能な運転を目標に設計されており、燃料消費をできる限り抑えるよう車両を調整します。ディスプレイは、落ち着いた色合いのブルーが基調になっています。

迅速、正確、豊富な情報量:ナビゲーション・システム「BMWマップス」
クラウド・ベースのナビゲーション・システム「BMWマップス」は、性能が大幅に向上し、優れた精度と、目的地入力の簡略化を実現しています。この新世代のナビゲーション・システムは、短い間隔で送信される正確なリアルタイムの交通情報に基づいて、高速かつダイナミックなルート計算を行うことができます。到着時刻は、全ルート沿いの通常の交通量を考慮に入れ、あらかじめ計算されています。目的地の選択は、フリーテキストの入力または音声操作で行えます。ラーニング・ナビゲーションは、頻繁に向かう目的地を認識し、これらを以後の走行の際に、いわゆるポイント・オブ・インタレスト(POI:興味・関心の高い地点)としてマップ上に強調表示します。

BMWマップスは、コネクテッド・パーキングを利用して目的地付近の空いている駐車スペース探しをサポートします。ドライバーがナビゲーション・システムで目的地を選択すると、到着予定時刻に合わせて目的地の駐車状況が表示されます。目的地に到着する少し前に、最寄りの立体駐車場と、目的地の近くで駐車できる可能性が特に高いルートを案内しています。

オーグメンテッド・ビューによる高精度なナビゲーション
ナビゲーション・システムの地図表示を補完するオプションとして、新たに「オーグメンテッド・ビュー」機能を用意し、極めて正確なナビゲーションを可能にしました。コントロール・ディスプレイには、ドライバーの視点を再現したライブ・ストリーミング・ビデオを表示し、状況に応じて追加情報を表示します。たとえば、見通しの悪い交差点では、ビデオ映像に重ねた矢印のアニメーションで進行方向を示し、ドライバーが計画に従った理想的なルート取りをするのに貢献します。

グラフィック・エレメントの拡張によってリアリティを高めることで、ドライバーが目的地まで安全かつリラックスしたまま到着するための新たな可能性を提供します。ライブ・ビデオ・ストリーミングでは、進行方向を示す矢印表示に加えて、ドライバーに関連する情報については、ポイント・オブ・インタレスト(POI)を強調して表示します。表示されたPOIをタップすると、ユーザーの評価や営業時間、写真などの詳細情報が表示されます。競合他社にはないユニークな機能として、オーグメンテッド・ビューを利用した駐車場検索があります。この場合、その地域で適用される駐車規制の情報が分割画面に拡張現実(AR)表示されます。

BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントとの自然な対話
新世代のBMW iDriveよって、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントも進化しています。たとえば、エア・コンディショナーの調整、サイド・ウィンドウやオプションのパノラマ・ガラス・ルーフの開閉などを自然な話し方で指示できるようになりました。新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのドライバー・アシスタンス・システムのさまざまな機能も、同様に音声で操作することができます。さらに、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントは、ルーティンを認識し、ドライバーに自動化を積極的に提案することが可能です。たとえば、車庫や立体駐車場の入り口など、GPSで入力した場所に車両が到達すると、運転席側のサイド・ウィンドウを自動的に開けることができます。

BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント使用時には、コントロール・ディスプレイに新しいグラフィックが表示され、システムのインタラクティブな性格が強調されます。グラフィックが話し手の方を「向く」ことで、音声入力の際にシステムが「耳を傾けている」様子を視覚的に表現しています。この新しいビジュアライゼーションでは、大きさや明るさの異なる光の球体が登場し、アシスタントにゆとりと新たな表現の可能性を与えています。

スナップ・ショットの撮影と、アプリ「My BMW」を使った車内の確認が可能な車内カメラ
オーバーヘッド・コンソールに組み込まれた新型車内カメラは、走行中に乗員のスナップ・ショットを撮影することができます。この機能を使って特別な瞬間を撮影し、友人や家族と共有することができます。車両とWiFi接続されたスマートフォンで、コントロール・ディスプレイに表示されたQRコードを読み取ることで、撮影した画像を簡単に共有することができます。

また、バッグなどの置き忘れがないか車内を確認したい場合など、アプリ「My BMW」のリモート機能を使って車内カメラの映像をスマートフォンに送信することができます。「リモート・セフト・レコーダー」が作動したときも、車内カメラが撮影します。

5GとパーソナルeSIMによる最高のコネクティビティ
新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーは、プレミアム・コンパクト・セグメントの量産車として初めて5G時代への道を踏み出しました。お客様がオプションの「パーソナルeSIM」を選択された場合、車載eSIMに加えてパーソナルeSIMが搭載され、2つ同時にアクティブにすることができます(DSDA:デュアル・シム・デュアル・アクティブ)。これは、どちらのeSIMも、つまり車載eSIMも移動体通信の新規格である5G用に設計されているということを意味します。eSIMは、これまでタブレットやスマートウォッチなどのスマート・デバイスを中心に採用されてきました。パーソナルeSIMを使用することで、車両自体がお客様の生活圏内におけるもうひとつのデジタル・ネットワーク端末となります。移動体通信の受信は、車両に搭載された5G対応アンテナ・システムによって大幅に改善されています。

パーソナルeSIMは、車内にスマートフォンがないときでも契約している移動体通信の通信機能やネットワーク機能を車内で利用できて便利です。ユーザーは、利用可能な通信事業者のいずれかからパーソナルeSIMをアクティブにすることで、既存の移動体通信契約を拡張することができます。パーソナルeSIMは、車両だけでなくユーザーのBMW IDにもリンクされています。そのため、パーソナルeSIM機能を持つ他のBMW車両に乗った際にも機能を引き継ぐことができます。BMW IDにログインすると自動的にeSIMが設定され、すぐに利用できます。

パーソナルeSIMをアクティブにするためのサービスは、移動体通信プロバイダーやネットワーク事業者の協力を得て順次拡大される予定ですが、各国の枠組みの状況によって異なります。ドイツと日本のお客様は、発売と同時に、参加するネットワーク事業者を通じてパーソナルeSIMをアクティブにできるようになる予定です。詳細については、BMWのウェブサイトやアプリ「My BMW」をご覧いただくか、ご契約の移動体通信事業者にお問い合わせください。

BMW IDによるパーソナライズ
新しくなったBMW iDriveを使って対話を行う際、新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのユーザーは、「BMW ID」に基づいてますますパーソナライズされたユーザー・エクスペリエンスを享受することができます。個人用に特化された設定を安全に保存し、車両間で転送できるようになりました。暗証番号(PIN)の付与やキーとBMW IDを結び付けることで、他の車両ユーザーが個人情報にアクセスできないようにしています。初めて車両にログインするときは、スマートフォンでQRコードを読み取るだけで簡単に新しいBMW IDを作成することができます。お客様がアプリ「My BMW」のユーザーで、既にBMW IDをお持ちの場合は、アプリからQRコードをスキャンすると、発行済みのBMW IDが自動的に車両に転送されます。

BMW IDは、BMWオペレーティング・システム8またはBMWオペレーティング・システム7を搭載した車両で、簡単かつ安全に作成し、アクティブにすることができます。BMW IDが読み込まれると、ドライバーに向けて個人的な挨拶があり、アプリ「My BMW」で設定可能な個人のプロフィール画像を表示します。さらに、シートやステアリング・ホイールの位置、ドア・ミラーの設定のほか、ナビゲーション・システム、ドライバー・アシスタント・システム、ディスプレイの配置、ショートカット、お気に入り、インフォテインメント・システムの設定などの個人設定も自動的に読み込まれます。BMW IDには、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントによるパーソナライズされた提案、個人で決めた起動用の言葉、プライバシー設定が保存されます。

スマートフォン連携とサードパーティ・サービスの統合
新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの標準仕様には、Apple CarPlayなどによる最適化されたスマートフォン連携機能が搭載されており、音声サービスの「Siri」や地図アプリ、Apple Musicなどの音楽ストリーミング・サービスやメッセージング・サービスのWhatsAppなどさまざまなデジタル・サービスが利用できます。スマートフォンとクルマを無線でWiFi接続することで、車両の表示および操作システムに、直接サービスを組み込むことができます。ドライバーは、アプリの情報をコントロール・ディスプレイのほか、巧みに編集された形でメーター・パネルやオプションのヘッドアップ・ディスプレイでも見ることができます。

Android Auto™によって、BMWグループはお客様に関連する新たなサービスを追加し、車両におけるシームレス・コネクティビティの範囲を拡大しました。Android AutoをBMWに搭載すると、走行中に音楽、メディア、メッセージング・アプリなどのスマートフォン機能を簡単かつ安全に使用することができます。お客様はGoogle Assistantを使ってスマートフォンと対話し、実行されたアクションが車両のインフォメーション・ディスプレイに表示されます。Android Auto™との連携では、便利なワイヤレス・ネットワークや、BMWヘッドアップ・ディスプレイにGoogle Maps™のナビゲーション情報をインテリジェントに統合できることが特長です。

アプリ「My BMW」は、iOSおよびAndroid OS向けに40カ国以上で提供されており、アップル社のApp StoreまたはGoogle Play Storeから無料でダウンロードすることができます。このアプリは、車両との新しいユニバーサル・インターフェースとして、車両の状態に関する情報をいつでも提供します。また、装備によっては、車両位置の特定、ドアのロック/ロック解除、車両周囲の録画(リモート3Dビュー)など、リモート・アクセス機能も使えるようになります。また、プラグイン・ハイブリッド・モデルの場合は、停車時クーリング機能をリモート制御することが可能です。目的地をスマートフォンから車両のナビゲーション・システムに送信することもできます。アプリ「My BMW」は、お客様がパーソナルなBMW IDを使用して、現行のBMWモデルにさらに簡単にログインできるようにするものです。

オプションのBMWデジタル・キー・プラスを搭載すると、アップル社のiPhoneを使って近距離無線通信(NFC)で新型BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのロック解除/ロックが可能になります。これにより、従来のカー・キーは不要になります。BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーの客さまが、車両に近づくとエクステリア・ライトの演出で迎え、ドアに手を伸ばす前に車両ロックを解除します。乗車後は、iPhoneをポケットに入れたままでも、スマートフォン・トレイに置いてもかまいません。デジタル・キーは、アプリ「My BMW」で作成することができます。車両のオーナーは力最大5人のユーザーとアクセス権を共有でき、初心者ドライバー向けに最高速度やエンジン出力、ラジオの最大音量などを制限する設定を行うことができます。

常に最新の状態に:リモート・ソフトウェア・アップグレードによるワイヤレス・アップデート
BMWグループは、ワイヤレス(OTA)での機能アップグレード分野ではトップ・クラスのメーカーです。2020年には、欧州の自動車メーカーとしては最大規模のアップグレード・キャンペーンを実施しました。リモート・ソフトウェア・アップグレードを利用することで、BMW 2シリーズ アクティブ・ツアラーのソフトウェアを常に最新の状態に保つことができるようになりました。アップグレードの内容は、新サービスから車両機能の向上まで多岐にわたります。すべてのアップデートは、スマートフォンのアプリ「My BMW」を介して、あるいは車載のSIMカードを使って直接ワイヤレスでダウンロードすることができます。また、インテリジェントなコネクティビティ・テクノロジーにより、あとから必要に応じて一定期間だけ車両機能を追加搭載することも可能です。

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