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世界中の100万台を超えるBMW車両で利用可能な最新のリモート・ソフトウェア・アップグレード
Mon Feb 22 14:00:00 CET 2021 プレスリリース
5カ国で20種類以上のBMWモデルがAmazon Alexaの統合に対応 My BMWアプリを使用してドライバー・プロファイルを簡単に登録可能
ミュンヘン発:BMWグループの歴史上、最大規模のワイヤレス・アップグレードが行われる。2021年2月22日に、BMWオペレーティング・システム7の最新バージョン(Ver. 11/20)のロールアウトが開始する。プレミアム・カー・メーカーであるBMWの20種類以上のモデル、100万台を超える世界中の車両に、ソフトウェア・アップデートが提供される。このワイヤレス・アップグレード・キャンペーンは、またもや、欧州の自動車メーカーとして最大規模のものになる。最新バージョンのハイライトは、5カ国におけるAmazon Alexa音声サービスとの緊密な統合、My BMWアプリを使用したドライバー・プロファイルによる車両の迅速かつ簡単なログイン機能、他国へのアクティブ・ナビゲーション・システムの拡張である。所有車両のアップグレードの準備が完了すると、車両のプッシュ・メッセージまたはスマートフォンのBMWアプリを通じて顧客は通知を受け取る。
新機能および拡張機能
Amazon Alexaとの緊密な統合により、顧客が自宅で慣れ親しんだAmazonの音声サービスを、車内で使用できるようになった。ショッピングリストの編集、情報の呼び出し、音楽の再生がさらに簡単になった。互換性のあるスマートホームデバイスを車内からコントロールすることも可能である。今回のアップグレードによりAmazon Alexaは、ドイツ、オーストリア、英国、スペイン、イタリアで利用できるようになる。今後のアップグレードでAmazon Alexaの統合は、その他の国々にも拡大される予定である。
個人のBMWドライバー・プロファイルは、QRコードをスキャンして、My BMWアプリを使用することで、レンタカーを含む他のBMW車両に素早く簡単に転送できるようになった。エアコン設定とナビゲーション設定、お気に入りが車両に自動転送される。シート・ポジション、ドア・ミラー、好みの運転支援システム設定などの個人設定もプロファイルに保存できる。顧客が自分のプロファイルを車両のキーにリンクさせている場合、顧客が車両ドアを開けると直ちに設定が読み込まれる。
BMW Mラップタイマーは、サーキットにおけるさらなるドライビング・プレジャーの高まりを約束するものであり、車両から直接センサー・データ(アクセル・ペダル位置、回転数、Gメーターなど)の取得を可能にする。周回タイム、走行時間、走行距離は、走行中も含めていつでも表示できるため、サーキットでの個人のパフォーマンス向上に役立つ。BMW Mラップタイマーのすべてのデータは適切な形式に事前処理され、走行後にゆっくりと分析することが可能である。
BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントの新たな拡張により、早くもBMW Mモデルのサウンドを味わうことが可能になる。たとえば、「Hey BMW、BMW M8はどのようなサウンド?」という質問に対して、真の意味でスポーティーなパフォーマンスが最高のサウンドで聞こえるようになる。
外国でも常に安全かつ適切なタイミングでの車線変更が可能になる。ステアリング&レーン・コントロール・アシストの拡張機能としてアクティブ・ナビゲーション・システムが、今後は、フランス、ポルトガル、スペインの顧客もサポートする。ナビゲーション・ルートを走行するために、必要な場合は、この機能により車線変更が提案される。交通の間隙が検出されると、アクティブ・ナビゲーション・システムは間隙に追い付くまで待ってから、車線変更を指示する。
機能改善
ドライバー・プロファイルには、標準仕様の画像に加えて、個人のプロファイル画像を追加できるようになった。My BMWアプリを使用して、非常に簡単に同期できる。
車両の引渡しまたは返却をする場合に、顧客の個人データとMy BMWアプリのリンク削除をサポートするために、顧客が車両を工場出荷時の設定にリセットすると直ちに、My BMWアプリまたはBMW IDへのすべての接続が自動的に切断されるようになった。
このリモート・ソフトウェア・アップグレードにより、車載されたインテグレイテッド・オーナーズ・ハンドブックの情報が更新される。
リモート・ソフトウェア・アップグレードおよびロールアウト
2018年以来、BMWオペレーティング・システム7およびリモート・ソフトウェア・アップグレードにより、BMWのドライバーは、その車載ソフトウェアを素早く簡単に最新の状態に保つことができるようになった。新しい機能は、無線で簡単に車両に取り込むことができる。インストール・ファイルは車内でバックグラウンド処理され、大規模なアップグレードであっても、インストールに20分以上かかることはほとんどない。
コロナウイルスの感染状況(サポート提供体制に影響を与える)に応じて、最新アップグレードのロールアウトに際して、個々の市場でタイムラグが発生する可能性がある。
2020年11月以降に生産された、BMWオペレーティング・システム7を搭載した車両には、追加機能を含む最新バージョンがすでに装備されている。顧客は、リモート・ソフトウェア・アップグレードの車両設定でソフトウェア・バージョンを確認し、利用可能なアップグレードを検索できる。リモート・ソフトウェア・アップグレードは、現在、20種類以上のBMWモデルで利用可能であり、そのため、ほぼすべてのBMW車両が対象となっている。バージョン07/20以前のソフトウェアを搭載した車両には、まず中間バージョンをダウンロードしてインストールしてからでないと、最新バージョンをインストールできない。必ず、次に可能なアップグレードのみがインストール用に提供される。したがって、ユーザーが間違ったバージョンをインストールすることはない。
利用可能なサービスと機能は、車両の装備とそれぞれの国によって異なる。BMWコネクテッド・ドライブの各国サイトに、各市場に適用されるリリースノートが掲載されている。
リモート・ソフトウェア・アップグレードの手順およびヒントについては、対応するBMWハウツー動画を参照できる。