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BMW Motorrad Definition CE 04. 2輪アーバン・モビリティの新しいスタイル
Wed Nov 11 10:00:00 CET 2020 プレスリリース
BMWグループは、#NEXTGen 2020において、「BMW Motorrad Concept Link(ビー・エム・ダブリュー・モトラッド・コンセプト・リンク)」の量産化を間近に控えた開発段階の製品として、「BMW Motorrad Definition CE 04(ビー・エム・ダブリュー・モトラッド・デフィニション・シー・イー・オー・フォー)」を発表しました。ユーザーのアナログ世界とデジタル世界を結ぶ製品BMW Motorrad Definition CE 04は、大都市圏における通勤・通学のための移動手段であり、またコミュニケーション・ツールでもあります。その電気駆動システム、画期的なデザイン、革新的なコネクティビティ・ソリューションにより、スクーター・セグメントの定義を塗り変える存在となります。
ミュンヘン発: BMWグループは、#NEXTGen 2020において、「BMW Motorrad Concept Link(ビー・エム・ダブリュー・モトラッド・コンセプト・リンク)」の量産化を間近に控えた開発段階の製品として、「BMW Motorrad Definition CE 04(ビー・エム・ダブリュー・モトラッド・デフィニション・シー・イー・オー・フォー)」を発表しました。ユーザーのアナログ世界とデジタル世界を結ぶ製品BMW Motorrad Definition CE 04は、大都市圏における通勤・通学のための移動手段であり、またコミュニケーション・ツールでもあります。その電気駆動システム、画期的なデザイン、革新的なコネクティビティ・ソリューションにより、スクーター・セグメントの定義を塗り変える存在となります。
「プラグド・トゥ・ライフ」 – ライダーの生活に密着した電気駆動モデル
電動二輪車BMW Motorrad Concept Definition CE 04は、顧客の日常的なニーズや必要性に沿って開発・調整されたモデルであり、「プラグド・トゥ・ライフ(生活のための接続)」のモットーに従って、顧客のアナログ世界とデジタル世界を結び付けます。関連するインテリジェント・ライダー・エクィップメントと組み合わせることで、総合的で極めてエモーショナルな、新発想のモビリティ・エクスペリエンスを生み出します。
「BMWグループではエレクトロモビリティを中心的駆動システムと捉えており、サスティナビリティ戦略として一貫してこの技術を追求しています。BMW Motorradにとっても、とりわけ都市環境での電気駆動システムの利用法に注目しています。2013年以来BMWグループは、量産モデル「BMW C evolution(ビー・エム・ダブリュー・シー・エボリューション)」をこの分野の先駆者として投入しています。BMW Motorrad Definition CE 04は、大都市圏におけるエレクトロモビリティ戦略を追求したモデルで、近未来の市販車の姿について具体的な展望をもたらし、大都市における2輪車のeモビリティを、技術的にも視覚的にも新たなレベルに引き上げます。」BMW Motorradのデザイン責任者、エドガー・ハインリッヒはこのように説明しました。
革新的な構造、画期的なデザイン
セグメントを定義付けるデザインのDefinition CE 04は、新しい、都会的な美しさを象徴しています。2017年のBMW Motorrad Concept Linkは、まだ未来のビジョンのように思われていました。2020年の「BMW Motorrad Definition CE 04」は、Concept Linkのラジカルなデザインをほぼそのまま量産車へと移行させています。
「私たちは、コンセプト・モデルの多くの革新的な要素やディテールを量産モデルに移植することができました。ボディ下に搭載したフラットなエネルギー・パック(バッテリー)やコンパクトなドライブトレインなど、電気駆動による技術的要件があるため、伝統的なスタイルとは明らかに異なり、新しく都会的な美しさを定義する極めて個性的なデザインを生み出すことができました。実用的な機能性、わかりやすい美しさ、そして今日のライダーのデジタルへの親和性といった基本的なニーズに従ったデザインです。この新しい構造は、視覚的にも画期的で、多くの新しいデザイン・テーマを生み出しました。このデザインには賛否が分かれるかもしれませんが、間違いなく際立っています。」BMW Motorradのビークル・デザイン責任者、アレクサンダー・ブッカンは、このように解説しています。
BMW Motorrad Definition CE 04の外観は明らかに従来のスクーターとは異なり、長く伸びた低いボディと斜めに立ち上がるフロント・セクションが、モダンで明確なシルエットを生み出しています。ゆったりとして落ち着いたサーフェスの組み合わせ、シャープなエッジの効いたデザインが、モダンで都会的な環境に完璧に溶け込みます。ボディ下に搭載されるフラットなバッテリーにより、例えば新採用の手前に開くサイドカバーの付いた照明付き収納スペースなど、ライダーに新たな自由度をもたらします。これによりライダーは、ヘルメットなどのアイテムを簡単に収納できます。また低い位置に搭載されたフラットなバッテリーのおかげで低重心化され、遊び心のあるハンドリングとダイナミックなライディングの歓びを実現します。
明確なフォルムと現代のテクノロジーを、時代を超えて解釈
明確なライン、大きめのサーフェス、正確なデザイン言語が、プロポーションの現代的な印象を強調しています。色分けによって、この印象がさらに強まります。ミネラル・ホワイト・メタリックのモダンなサーフェスの下に、このモデルのテクニカルな骨格を成すマット・ブラックがあしらわれたカラフルなツートン仕上げがあしらわれ、その技術的特徴を強調しています。マット・ブラックのエリアは、フロントからリヤへ流れるようにあしらわれ、さらにホイールやフロントのライト周り、駆動ユニットおよびサスペンション・エレメントも組み入れています。BMW Motorrad Definition CE 04は、搭載している技術を意識的にデザインの一部として演出しています。そのためリヤ・エリアでは、側面をサイド・パネルで完全には覆わず、代わりに、駆動部、冷却リブ、片持ち式スイング・アーム、スプリング・ストラット、歯付ベルトが見えるように側面の一部に小さな翼のように配置しています。
照明のデザインもモダンで控えめです。2つのU字型LEDフロント・ライトはミニマリスト・デザインを特徴づけており、そのクリアカットの配置とスリムな輪郭が、フロント・セクションに現代的で画期的な印象をもたらしています。テールライトは、左右のサイド・パネル後部にC字型ライト・エレメントを組み込んでいます。
実用性を重視したデザインと人間工学
「スクーターは、天気の良い日に山へツーリングに行くために乗る『楽しみのためのバイク』ではなく、自宅から通勤・通学に使ったり、夜になって友達に会ったりするために日常の足として使う実用的な乗り物に過ぎません。」アレクサンダー・ブッカンはこのように語り、さらに「そのため、実際のユーザーの必要性を満たすために駆動システムとエネルギー貯蔵システムの設計に集中的に取り組みました。都市部に住むターゲット・グループは、主に毎日約12キロメートル程度の短い距離を走ります。従って長距離走行の快適性はあまり重要ではなく、それよりも人間工学的な可変性や扱いやすさが求められます。その結果、後ろからでも簡単に乗り降りができる、『フローティング式』のベンチシートを開発しました。また、このシートは、脚の長さや身長にかかわらず一人乗り用として最適な人間工学的形状となっています。」と続けました。
シームレス・コネクティビティ
BMW Motorrad Definition CE 04では、常にデザインとデジタル利用の両方で実用的で使いやすいソリューションに焦点を合わせています。BMW Motorradは、安全性、快適性、感情的な体験について、車両とライダー・エクィップメントの相互作用に大きな可能性を見いだしています。そのためドライバーはスマートフォンを使い、BMW Motorrad Definition CE 04を通じて周囲の環境と接続されます。CE 04の10.25インチ・ディスプレイはスクーター・セグメントではこれまでの最大サイズであり、ライダーのデジタルとアナログ世界のインターフェースとして機能します。
ビークル・コミュニケーションの一端を担うライダー・エクィップメント
ライダー・エクィップメントでも、デザイナーは新たな境地を開拓しました。「私たちは意識的に昔ながらのモーターサイクリスト・スタイルではなく、都会的でありながらも高機能でファッショナブルなものを創り出したかったのです。使う人がモーターサイクルから降りてすぐ、違和感なく日常生活に入り込めるような製品の開発を望みました。同時にBMW Motorradに期待される保護機能を持ちながら、車両と外界とのコミュニケーションの一部にさえなるようなライダー・エクィップメントを提供したかったのです。」BMW Motorradでライダー・エクィップメント・デザインの責任者を務めるユーリア・ラインは、このように述べています。
BMW Motorrad Definition CE 04向けに特別に開発されたライダー・エクィップメントの目玉は、毎日の生活に役立つカジュアルなデザインの暖かいパーカーです。ブラックのライダー用ジーンズ、スタイリッシュなスニーカー、ホワイトのオープン・フェース・ヘルメットがそろえば、ライダー・ファッションの完成です。オフホワイトのパーカーはゆとりあるシルエットのためとても着心地が良く、都会的なスタイルです。ハイ・カラーと大きなフードで、さらにクールなスタイルを演出します。ファスナーの配置や控えめなプリントなどのディテールが都会的な印象を強調し、スクーターから降りてオフィスへとスタイリッシュに直行できます。パーカーのハイテク素材は防水性で耐久性が高く、通気性があります。パーカーに内蔵された柔軟なプロテクターにより、BMW Motorradに期待される安全性を確保しています。
革新的な機能のライト・ガイド内蔵式スリーブ&フードは、さらなる交通安全に貢献します。スリーブ内のセンサーでスイッチをオンにすることができ、また照明の色を変化させることもできます。これによりライダーはいつでも充電が可能で、パーカーの内ポケットにはスマートフォン用の非接触充電機能が用意されています。このライダー・エクィップメントは、シームレスにライダーの生活に溶け込みます。
独自性の高いセールス・ポイントとしてのグラフィック
BMW Motorrad Definition CE 04は、節度あるグラフィック・デザインによって新しいコンセプトを最大限に活用します。ただし、その場合でもまったく異なるデザイン・バリエーションとなることが考えられます。BMW Motorradデザイン部門のグラフィック・デザイナー、ゲラルト・ヘラーは、次のように説明しています。「新しいアーキテクチャーのおかげで、このモデルをまったく新しいものに創り上げました。そして将来的には、これをさらに強調するためのグラフィックやカラーを使うことを望んでいます。Definition CE 04を、あたかも走るスクリーンのように捉えています。このスクリーンを使って、お客さまはモダン・エレガンスやアーバン・ルックといったご自身の個性を表現することができるのです。」
BMW Motorradのeモビリティ
BMWグループのサスティナビリティ戦略に従い、BMW Motorradも一貫してエレクトロモビリティを追求しています。BMW Motorradは、「Concept e」によって既に2011年の段階で都市部におけるエレクトロモビリティのあり方を提示しました。続く2012年にはロンドンで、夏期オリンピックの開催に向けて「BMW C Evolution」のプロトタイプを初公開しました。プレミアム・セグメントのモーターサイクル・メーカーとして初めて、BMW Motorradは2014年に量産モデル「C Evolution」を発売しました。これにより、電気自動二輪車での毎日の通勤や通学が可能になりました。しかし、これはまだ始まりに過ぎません。その後継モデルでは、デザイナーや開発者に自由な裁量が与えられました。その結果、まったく新しいアーキテクチャーとアイコン的デザインが生まれました。BMW Motorradは、すでにBMW Motorrad Concept Linkによって、排出ガスのない都市部のシングル・トラック(一本の軌跡を描く二輪車)の未来がどのようになるのかを示しています。BMW Motorrad Definition CE 04は、都市部におけるBMW Motorradのエレクトロモビリティ戦略の延長線上にある存在であり、現代の市販車両とはどのようなものになるのかを具体的に示しています。
BMW MotorradならびにBMW Motorrad純正ライダー・エクィップメントに関するその他の広報資料は、BMWグループのプレス・クラブ(https://www.press.bmwgroup.com)をご覧ください。