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BMWがドライバーを対象に次世代車に関する意識調査を実施
Fri Apr 24 04:01:00 CEST 2020 プレスリリース
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クルマ選びの“理想”と”現実“のギャップが明らかに。
ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: クリスチャン・ヴィードマン)は、地球環境保護に向けた次世代車普及のため、「次世代車に関する意識調査」を実施した。本調査は、2020年4月11日から4月12日の期間、1か月に1度以上自動車に乗る、20歳~69歳の男女600名のドライバーを対象にインターネットによるアンケートがおこなわれた。※本調査は一般の方を対象に実施。
調査結果サマリー
- クルマ選びで重視する基準、約9割が「価格」、次いで「燃費」、「ボディタイプ・サイズ」。
年齢によって重視ポイントに違いがある。
若年層ほど「デザイン性」、年齢を増すほど「安全性能」、「環境性能」を重視する結果となった。
- 約7割が「環境にやさしいクルマ」を求めているが、次世代車購入の壁は「車両本体価格」。
次世代車普及の課題が明らかになった。
- クルマ選び、7割以上がランニングコストを重視。一方、20代と60代でコスト意識に大きな差。
20代の約9割が価格を重視しているにも関わらず、ランニングコストで検討する人はわずか4割であった。
- ガソリン車ドライバーの7割以上が次世代車ドライバーに好感。
次世代車ドライバーのイメージ第1位は「経済的に余裕がある」、次いで「スマート」、「先進的」となった。
- ガソリン車ドライバーの約半数が「次世代車・ハイブリッドカーに乗りたい」。次世代車ドライバーの約9割が「今後も次世代車に乗りたい」と回答。
次世代車の普及拡大が予測される。
- 「Noxとは何か」との問いにクルマの大気汚染物質であると正しく回答した人はわずか約2割。
ガソリン車ドライバーは次世代車ハイブリッドカードライバーに比べ環境意識が薄いことが判明した。
調査結果詳細
- クルマ選びで重視する基準は、約9割が「価格」、次いで「燃費」、「ボディタイプ・サイズ」であることが分かった。
また年齢によって重視する点に違いがあり、若年層ほど「デザイン性」、年齢を増すほど「安全性能」、「環境性能」を重視している結果となった。
「次に車の購入・買い替えをするときに重視するのはどのような点ですか? あてはまるものを全てお選びください。」という質問に対して、88.5%が「価格」と回答した。次いで、「燃費」が74.5%、「ボディタイプ・サイズ・大きさ(積載人数、積載量)」に53.3%の回答が集まった。全体的に「価格」と「燃費」のスコアが高いことから、クルマ選びにおいて経済的な要素が大きく関わることが分かった。
また年齢軸で、重視する基準を比較したところ、年齢によって重視ポイントが異なることが判明した。「デザイン性」の選択肢に着目すると、若い人ほどスコアが高かった。一方で、「安全性能」、「環境性能」の選択肢に着目すると、年齢が増すほどスコアが高かった。
- 約7割が「環境にやさしいクルマ」を求めているが、次世代車購入の壁は「車両本体価格」であるとし、次世代車普及の課題が明らかとなった。
「価格を気にしなくてよいとしたら、環境にやさしい車と一般的なガソリン車のどちらが欲しいと思いますか?」という質問に対して、73.8%が「環境にやさしい車」、「どちらかというと環境にやさしい車」と回答し、できることなら環境にやさしい車に乗りたいと思っているドライバーが多くいることが分かった。
一方で、ガソリン車ドライバーに対して「『次世代車』に乗らない理由はなんですか? あてはまるものを全てお選びください」という質問をしたところ、48.3%が「車両本体価格が高いから」と最も多く回答し、次いで32.6%が「ガソリン車に不満が無いから」と回答した。
さらに、「次世代車」に対して魅力を感じない151名に「「次世代車」に対して「魅力を感じない」と答えた理由として、当てはまるものを全てお選びください。」と質問をしたところ、最も多い55.0%が「車両本体価格が高い」と回答し、他の選択肢と比較しても非常に高いスコアの結果が出た。これらの調査結果から、次世代車普及において、車両本体価格が課題として挙げられることが分かった。
- クルマ選びについて、7割以上がランニングコストを重視している一方、20代と60代でコスト意識に大きな差がでた。
20代の約9割が価格を重視しているにも関わらず、ランニングコストで検討する人はわずか4割にとどまった。
「車の購入・買い替えを検討するときに、初期費用だけでなく、ランニングコストも含めて価格を比較しますか? 」という質問に対して、70.3%が「ランニングコストを詳細に検討する」と回答し、車体本体価格だけでなくランニングコストまで詳細に比較をおこなうドライバーが多いことが分かった。
また、年齢軸で比較をすると、20代の42.5%が「ランニングコストはあまり検討しない」、「ランニングコストについて考えたことが無い」と回答した。20代は約9割が自動車の購入検討時に価格を重視しているにも関わらず、購入経験の少なさからかランニングコストに対する意識が薄いことが分かった。
- ガソリン車ドライバーの7割以上が次世代車ドライバーに好感を持っている。
次世代車ドライバーに対するイメージのトップは「経済的に余裕がある」、次いで「スマート」、「先進的」となった。
「「次世代車」に乗っている人に対してどのようなイメージを持ちますか?あてはまるものを全てお選びください。」と質問したところ、75.8%が次世代車ドライバーに対して好感的なイメージと回答した。また、個別の選択肢を見ると、最も多い36.8%が「経済的に余裕がある」と回答し、次いで「スマート」に29.8%、「先進的」に27.0%という結果になり、次世代車ドライバーに対するイメージが判明した。
- ガソリン車ドライバーの約半数が「次世代車・ハイブリッドカーに乗りたい」と回答した。さらに、次世代車ドライバーの約9割が「今後も次世代車に乗りたい」と回答している。次世代車の普及拡大が予測される調査結果となった。
「今後乗りたいと思う車のエンジン機構はどれですか」という質問に対して、58.3%が今後、次世代車、もしくはハイブリッドカーに乗りたいと回答した。また、ガソリン車ドライバーは約半数、49.6% が次世代車、もしくはハイブリッドカーへの乗換を希望していることが分かった。
一方で、次世代車・ハイブリッドカードライバーでガソリン車に乗り換えたいという人はそれぞれ4.9%、3.7%と少数であった。さらに、次世代車ドライバーの87.7%が「今後も次世代車に乗りたい」と回答をしていることから、次世代車・ハイブリッドカーの普及はますます拡大していくと予測される。
- 「Noxとは何か」との問いにクルマの大気汚染物質であると正しく回答した人はわずか約2割であった。
ガソリン車ドライバーは次世代車・ハイブリッドカードライバーに比べ環境意識が薄いことが判明した。
「自動車から排出される以下の大気汚染物質についてどの程度知っていますか?それぞれについてお答えください。」と質問をしたところ、CO2(二酸化炭素)の理解・認知度は高いものの、Nox(窒素酸化物)とPM(ススなどの粒子状物質)を正しく知っている人はそれぞれわずか25.5%、22.8%と非常に少ないことが分かった。
また、乗っている車のエンジン機構別に比較すると、ガソリン車ドライバーの理解・認知スコアが低く、次世代車・ハイブリッドカードライバーに比べて環境意識が希薄であることが分かった。