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2019年、BMWグループは史上最高の販売実績を記録し、世界有数の高級車メーカーとしての地位を堅持
Fri Jan 10 09:00:00 CET 2020 プレスリリース
BMWグループの販売実績、前年比1.2%増の2,520,307+++BMWブランドの販売実績、前年比2.0%増の2,168,516台+++ロールス・ロイスおよびBMW Motorradも過去最高を更新+++世界中で合計50万台の電気駆動モデルを販売+++BMWカスタマー、ブランド&セールス担当取締役上級副社+++長ピーター・ノータ:「2020年はさらに若干の販売台数増を目指す」
ミュンヘン発:
2019年、BMWグループは9年連続で販売台数記録を更新し、BMW、MINI、ロールス・ロイスのグローバル販売が合計2,520,307台(前年比1.2%増)であったと報告した。また、BMW、ロールス・ロイス、BMW Motorradの各ブランドも、2019年に過去最高の販売台数記録を更新した。BMWおよびMINIの電気駆動モデルの販売も前年に比べて増加している。BMWグループは、2019年末までにすでに合計50万台の電気駆動モデルを世界各地で販売。同グループは16年連続で世界有数の高級車メーカーとしての地位を維持している。
「当社の大規模なモデル攻勢により、2019年も販売実績を引き上げ、史上最高の記録を達成できました。」BMWカスタマー、ブランド&セールス担当取締役上級副社長のピーター・ノータはこのように強調し、「これは、お客様が好みのモデルに最適なドライブトレインを選ぶことができるようにするという当社の戦略的アプローチ『パワー・オブ・チョイス』を裏付けるものです。これにより、世界中のお客様ひとりひとりのモビリティ・ニーズを満たすことができます。」と付け加えた。
2020年は楽観視:引き続き成長を目標に
BMWグループは、モデル攻勢を通じて2020年も引き続き業績の成長を見込んでいる。ピーター・ノータは、「私は、当社が成功への道を歩みながら、引き続き高収益を持続できると信じています。2020年は、BMWグループ全体で販売の微増を目指します。」と述べた。
BMW Xモデルとラグジュアリー・セグメントが成長
BMWブランドは昨年、世界全体で合計2,168,516台(前年比2.0%増)を販売し、過去最高記録を更新した。特に新型モデルとマイナーチェンジモデルの販売台数が前年比21.0%増の958,732台を記録したBMW Xモデルが、この成長に大きく貢献している。ラグジュアリー・セグメントでは、新型BMW 8シリーズ、新型BMW 7シリーズ、そして新たに導入されたBMW X7により年間の販売台数は対前年比66.0%増(105,331台)という顕著な成果となった。BMWグループは2018年から2020年の間にラグジュアリー・クラスの販売台数を倍増する計画である。
すべての車両セグメントに電気駆動モデルを設定
eモビリティのパイオニアとして、BMWグループはすでに50万台の電気駆動モデルを世界中の顧客に届けている。2019年、BMWおよびMINIの電気駆動モデルは合計145,815台(前年比2.2%増)を世界各地で販売した。BMW iブランドでは、BMW i3とBMW i8が昨年も堅調な販売傾向を維持している(42,073台、12.1%増)。MINIクーパーS EクロスオーバーALL4*プラグイン・ハイブリッドの販売台数は、2019年は28.1%増加した。新型モデルBMW 330e*、BMW X5 xDrive45e*、BMW X3プラグイン・ハイブリッド*、さらにピュアEVであるMINIエレクトリック*の導入により、BMWグループのラインアップ中の電気駆動モデルは合計12種類となった。
BMWグループは、電気駆動モデルのラインアップを2023年までに25種類に増やし、その半数以上をピュアEVとする計画である。2021年までに欧州で販売されるBMWグループの車両の4台に1台が電動化され、2025年までには3台に1台、2030年までにはその半数が電動化される見込みである。
2019年はBMW M GmbHにとって過去最高の年に
32.2%(販売台数135,826台)という販売の伸びにより、2019年はBMW M GmbHの約50年の歴史の中で最も大きな成功を収めた年でもあった。昨年は、BMW XモデルのX3 M、X4 M、X5 M、X6 Mの他、M2 CS*やラグジュアリー・スポーツ・カーM8クーペ、M8カブリオレ、M8グラン クーペがデビューするなど、さらにエモーショナルなMハイパフォーマンス・モデルの数々が新規導入を果たしている。
MINI John Cooper Worksモデルが人気を博し、MINIエレクトリックの関心が高まる
極めて競争の激しいセグメントでありながら高収益の販売に注力した結果、MINIブランドの年間の世界販売台数は346,639台(前年比4.1%減)となった。2019年は特にJohn Cooper WorksモデルとMINIクーパーS EクロスオーバーALL4*プラグイン・ハイブリッドの需要が拡大し、合計16,932台を販売した。2019年後半にはMINIのラインアップにピュアEVのMINIエレクトリック*が加わった。このモデルにはすでに9万人を超える見込み客の登録があり、ピュアEVへの強い関心が伺える。
ロールス・ロイス・モーター・カーズの業績は過去最高を記録
2019年、ロールス・ロイス・モーター・カーズは世界全体で5,152台(前年比25.4%増)を販売し、116年間のブランド史上最高の販売台数を記録した。世界のあらゆる地域で好調に販売を伸ばしている。北米は再び最重要市場となった。昨年は、特にカリナンおよびブラックバッジ・モデルが世界的に需要を拡大した年であった。ファントム、レイス、ドーンの各モデルの需要も堅調である。現行のゴーストは最後の年となる11年目を迎え、2019年後半に生産を終了した。新型ゴーストは、2020年第4四半期に市場投入される予定である。2019年は、ビスポーク・カスタム・パーソナライゼーション・オーダーでも史上最高記録を更新した。これには、真の高級車メーカーとしてのロールス・ロイスの位置付けが明確に反映されている。
BMW Motorradは9年連続で新記録を更新
2019年、BMW Motorradのモーターサイクルおよびマキシ・スクーターは、過去最高の販売台数を記録した。同ブランドの製品ラインアップ全体で見ると、世界全体の販売台数は5.8%増の175,162台を記録した。2019年のこの成果は、BMW Motorradの成長戦略が成功したことを証明している。昨年の記録更新は、BMW Motorradの強力な製品ラインアップに加え、7つの新型モデルの市場投入によって支えられたと言える。
BMW & MINIの地域/市場別のセールス
中国では、BMWグループは2019年にBMWおよびMINI車両を合計723,680台(前年比13.1%増)販売した。これは同グループが1994年に中国市場に参入して以来最高の実績となった。
BMWグループは米国でも同様に、前年比1.8%増となる合計360,918台を販売し、2019年は、米国における販売台数記録を更新した。BMWブランドは、米国市場でプレミアム・セグメントを主導した。
欧州でのBMWおよびMINIの総販売台数は、前年をやや下回った。これには多くの市場における政治的および経済的不透明さが反映されている。こうした状況にかかわらず、BMWブランドは英国市場での市場占有率を拡大した。ドイツ国内市場では、BMWグループは合計331,370台を販売し、前年比3.8%増を記録した。昨年も、BMWグループは引き続きドイツのエレクトロモビリティ**分野における市場のリーダーシップを拡大した。
BMWグループの2019年12月の販売台数/1~12月の累計販売台数
| 2019年12月 | 対前年比(%) | 2019年1~12月 | 対前年比(%) |
BMWグループ自動車 | 224,127 | -3.6 | 2,520,307 | +1.2 |
BMW | 196,116 | -1.1 | 2,168,516 | +2.0 |
- BMW M GmbH | 15,662 | +52.5 | 135,826 | +32.2 |
MINI | 27,514 | -17.7 | 346,639 | -4.1 |
BMWグループ電気駆動車* | 17,611 | +2.1 | 145,815 | +2.2 |
Rolls-Royce | 497 | -26.7 | 5,152 | +25.4 |
BMW Motorrad | 13,794 | +3.1 | 175,162 | +5.8 |
*BMW i、BMW iPerformance、MINIエレクトリック
BMW & MINIのセールス概要
| 2019年12月 | 対前年同月比 | 2019年1~12月 | 対前年同期比 |
台 | % | 台 | % | |
欧州 | 95,808 | -1.8 | 1,081,563 | -1.5 |
- ドイツ* | 32,622 | +10.4 | 331,370 | +3.8 |
アジア | 79,023 | -6.7 | 923,999 | +5.6 |
- 中国本土 | 67,897 | +8.0 | 723,680 | +13.1 |
南北アメリカ大陸 | 45,095 | -0.2 | 457,932 | +0.4 |
- 米国 | 38,056 | +2.4 | 360,918 | +1.8 |
*暫定登録数
2020年の販売見通し
BMWグループは、今年、グローバル販売において若干の増加を目標としている。2020年、中国本土での販売は堅調に推移するものと期待している。現地生産のBMWモデル、特に新型BMW 3シリーズと2つのXモデル(2019年9月から中国で現地生産されているBMW X2と、2020年発売予定のピュアEV駆動システム搭載のBMW X3)が、成長の原動力になるであろう。
経済環境の悪化が影響していることから、BMWグループの欧州における業績の伸びは前年と同レベルになると見込んでいる。
同グループは今年、米国での販売が僅かに増加し、特にBMW Xモデルの新型および更新モデルから利益を得られるものと予想している。