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新型BMW S 1000 RR発表
Fri Mar 15 02:00:00 CET 2019 プレスリリース
ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: ペーター・クロンシュナーブル)は、2009年に初登場し、BMWのスーパー・スポーツ・バイクとしての地位を確立したBMW S 1000 RRの新型モデルであり、より軽く、より速く、よりコントロール性を高めるという挑戦によって開発された新型BMW S 1000 RR(エス・セン・アール・アール)をBMW Motorrad正規ディーラーにおいて、7月上旬より販売を開始する。
- 先代モデル比で-11kg軽量化し、車両重量197kgを実現。
- 排気量は同一ながら、先代モデル比で最高出力8PSアップし、207PSを実現。
- 可変バルブタイミング機構であるBMWシフトカム・テクノロジーを採用した新開発エンジンを搭載し、低・中回転域の出力を向上。
- 新フレーム構造と、新開発のサスペンションにより、走行安定性と操作性を向上。
- BMW Motorradで初めて、Mパッケージをラインアップ
ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: ペーター・クロンシュナーブル)は、2009年に初登場し、BMWのスーパー・スポーツ・バイクとしての地位を確立したBMW S 1000 RRの新型モデルであり、より軽く、より速く、よりコントロール性を高めるという挑戦によって開発された新型BMW S 1000 RR(エス・セン・アール・アール)をBMW Motorrad正規ディーラーにおいて、7月上旬より販売を開始する。それに伴い、本日より6月末日までの期間、全国正規販売店にて予約注文を実施する。実際にデポジット(手付金)をお支払いいただき、注文いただきましたお客様全員に、BMW Motorrad純正の「プロレースグローブ」(定価\28,080)を差し上げる。
新型BMW S 1000 RRは、先代モデル比で-4kg軽量化された新開発の並列4気筒エンジンを搭載している。この新開発エンジンは、BMWシフトカム・テクノロジーを採用し、燃焼室内に空気を送り込む吸気バルブの開閉タイミングと開閉量を可変制御することで、燃焼効率の向上と、低・中回転域での出力を向上させ、最高出力152kW(207PS)/13,500rpm、最大トルク113Nm/11,000rpmを発揮する。さらに、吸気と排気機構の配置を最適化させ、1.3kg軽量化された新しい排気機構を装備することで、コントロール性の向上と、高い発進加速性を実現している。
そして、様々な走行条件に適応させるため、4つの走行モード「Rain」、「Road」、「Dynamic」、「Race」を標準装備すると共に、バンクさせたままブレーキをかける際の安全性を向上させるABS Pro、トラクション・コントロールやDTCウィリー機能が装備されたダイナミック・トラクション・コントロール(DTC)など、極めて多様な制御機能を備えている。また、シフト・アシストProが標準装備されており、クラッチを操作することなく素早くシフト・アップおよびシフト・ダウンが可能になっている。
メーカー希望小売価格(消費税込み)
モデル | カラー | 予定希望小売価格 |
BMW S 1000 RR スタンダード仕様 | レーシングレッド | ¥2,277,000 |
BMW S 1000 RRレースパッケージ (DDC付) | レーシングレッド | ¥2,536,000 |
BMW S 1000 RR Mパッケージ | HP モータースポーツ | ¥2,677,000 |
BMW S 1000 RR Mパッケージ (DDC付) | HP モータースポーツ | ¥2,787,000 |
■上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格です。
フレームには、先代モデルと比較して、約1kg(-11.5%)の軽量化を実現した、新しいアルミ製メイン・フレームを採用し、ボディの様々な部分で発生する過重移動が最短距離で行われるように設計されている。また、燃料タンクとシート周辺のトリム・パーツがより細くなり、非常にスリムな形状となったため、サポート性とグリップ性が向上したことに加え、新開発のサスペンションにより、走行正確性とハンドリング性が向上している。特に、リヤ・サスペンションに新たに採用されたフル・フローター・プロは、走行面に対してほぼ直角に設計され、上下方向からの過重を効率よく制御する機構を備えており、様々な走行状態においてより柔軟で優れたハンドリングとコントロール性を実現している。
また、本モデルも他のモデルと同様に日本仕様はETC 2.0を標準装備している。
レース特性を際立たせる、MパッケージをBMW Motorradとして初ラインアップ
新型BMW S 1000 RRには、スーパー・スポーツ・バイクとしての個性を際立たせる、MパッケージをBMW Motorradとして初めてラインアップしている。四輪車においてMモデルとして広く親しまれている製品戦略を2輪の世界にMパッケージとして導入し、専用のボディ・カラーであるモーター・スポーツ・カラーが採用され、Mカーボン・ホイールや、より細かいモード設定が可能なライディング・モードProが搭載されると共に、軽量バッテリー、サスペンションキット (リア車高調性およびスイング・アーム調整機構)、シートが全てMパフォーマンス仕様となり機能面とデザイン面共によりスポーティなモデルとなっている。重量もスタンダードから-3.5kgとなる193.5kgを実現している。
新型BMW S 1000 RRの主な特徴
- 4kg軽量化された新開発の並列4気筒エンジンに、吸気バルブのバルブ・タイミングおよびストロークを可変制御するBMWシフトカム・テクノロジーを採用。
- 出力とトルクを増大:最高出力152kW(207ps)/13,500rpm、最大トルク113Nm/11,000rpm。
- 5,500rpm-14,500rpmのエンジン回転域で100Nm以上のトルクを発生。
- 新開発フレックス・フレーム・サスペンションを装備し、エンジンの負荷支持機能を強化。
- サスペンション・ジオメトリーの見直しにより、ハンドリング性能の向上、トラクション増大、限界付近での極めて明確なフィードバックを実現。
- 先代モデルより300g軽量化し、フル・フローター・プロを装備した新型リヤ・サスペンション。
- 11~14.5kgの軽量化により、フル・タンク時(DIN空車時)で車重197kg、Mパッケージ装備時で193.5kgを実現。
- 約1.3kg軽量化された、プリ・マフラー付き新型エグゾースト・システム。
- さらに改良されたダイナミック・トラクション・コントロール(DTC)を標準装備。
- DTCウィリー機能を標準装備。
- 調整式エンジン・ブレーキ機能。
- ABS Proを標準装備し、バンクさせた状態でブレーキングする際の安全性を向上。
- 新しいライディング・モード「Rain」、「Road」、「Dynamic」、「Race」を標準装備。
- クラッチを操作せずに素早いシフト・アップ/シフト・ダウンが可能なシフト・アシストProを標準装備。
- 極めて読み取りやすい新型インストルメント・クラスター(6.5インチ・TFTディスプレイ付き)、ピュア・ライド・スクリーンおよび3つのコア・スクリーンを用意。
- 全ての照明にLEDライト・ユニットを採用。
- 新たに「コンフォート・インディケーター」機能が付いたターン・インディケーター。
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完全新設計のボディ・エレメントにより、さらにダイナミックなスタイリングと最適なエアロダイナミクスを実現。
※本リリースに記載された諸元値は欧州仕様値であり、日本仕様とは一部で異なる場合があります。