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新型BMW M5 Competitionを発表
Fri Jan 25 03:00:00 CET 2019 プレスリリース
ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: ペーター・クロンシュナーブル)は、BMWのMモデルを象徴するハイ・パフォーマンス・セダンであるBMW M5(エム・ファイブ)をベースに、よりサーキット走行性能を磨き上げた新型BMW M5 Competition(コンペティション)を、全国のBMW正規ディーラーで本日より販売を開始する。
- BMW M5の走行性能をより高め、サーキット走行性能を際立たせたモデル。
- 4.4リッターV型8気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンを搭載し、0-100km/h加速3.3秒を達成。
- ブラックのアクセント・パーツを効果的に採用した、アグレッシブなデザイン。
ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: ペーター・クロンシュナーブル)は、BMWのMモデルを象徴するハイ・パフォーマンス・セダンであるBMW M5(エム・ファイブ)をベースに、よりサーキット走行性能を磨き上げた新型BMW M5 Competition(コンペティション)を、全国のBMW正規ディーラーで本日より販売を開始する。
ハイ・パフォーマンス車両を手掛けるBMW M社が開発したBMW M5は、プレミアム・セグメントにおける高性能セダンとして、1984年に登場し、2018年3月に6代目となるモデルが発売された。6代目BMW M5は、4.4LのV型8気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンを搭載し、Mモデルのセダンで初めてM専用4輪駆動システム「M xDrive」を搭載するなど、サーキットにおける最高の運動性能と、プレミアム・セグメントにおけるラグジュアリー・スポーツ・セダンとしての要素を合わせ持つモデルである。そして、デザインと走行性能の両面において一目でMモデルであると実感出来る力強さを持ち、Mモデルの象徴的な存在となっている。
新型BMW M5 Competitionは、BMW M5と同じV型8気筒エンジンを搭載しながらも、さらにチューニングを施すことで、最高出力は+25psとなる625psを実現し、0-100km/h加速は3.3秒を達成している。そして、7mm車高を下げると共に、官能的なサウンドを奏でるMスポーツ・エキゾースト・システムを搭載することで、よりスポーティでダイナミックなドライビングを実現する。また、コイル・スプリングの設定は通常より約10%硬くなっており、コーナリング性能及びステアリング・レスポンスを最適化している。
メーカー希望小売価格(消費税込み)
モデル | 希望小売価格 |
BMW M5 Competition | ¥ 18,230,000 |
■ 上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格です。また「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要となります。
■ 右/左ハンドル仕様。
デザイン面においては、高性能ユニットの能力を最大限発揮できるよう機能面にも配慮し、サーキットでも公道でもMモデルとしての個性を主張するスポーティなデザインを持つBMW M5をベースに、キドニー・グリルやリヤ・スポイラー、ミラー・キャップに加えて、Mモデルの象徴たるサイド・ギルやMスポーツ・エキゾースト・システムをブラック仕様にすることで、よりアグレッシブな個性を強調している。そして、BMW M5として初めて採用されたカーボン・ファイバー・強化プラスチック(CFRP)のルーフと、筋肉質なパターンが力強く浮かび上がるアルミニウム製のエンジン・フード、存在感あるフロントのエア・インテークと共に、Mモデルのスポーティな存在感を強烈に印象付けるデザインとなっている。
新開発のターボ・チャージャーを搭載したV型8気筒エンジン
BMW M5に搭載されている排気量4.4LのV型8気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンは、新開発のターボ・チャージャーを採用し、よりパワフルになった。この新しい高回転型エンジンは最高出力441 kW(600 ps)/5,600~6,700 rpm、最大トルクは750 Nm/1,800~5,600 rpmを実現している。エンジン特性は、基本設定の設定からSport(スポーツ)、Sport Plus(スポーツ・プラス)に変更可能で、アクセル・ペダル操作に対するレスポンスを走行状況に応じて段階的に早めることが出来る。さらに、新型BMW M5 Competitionでは、このエンジンをチューン・アップすることで、最高出力を460kW(625ps)まで高めている。
4輪駆動システムM xDrive
高性能エンジンのパワーは、新開発のMモデル専用4輪駆動システムM xDriveを介して路面に伝達される。M xDriveは、インテリジェント4輪駆動システムBMW xDriveとアクティブMディファレンシャルをベースとして、Mモデル専用に開発された制御システム「ドライビング・ダイナミクス・コントロール」によって制御されている。さらに、車両の安定走行をサポートするDSC(ダイナミッック・スタビリティ・コントロール)が装備されており、日常の安定した走行から、サーキットでのアクティブな走行まで多様な楽しみを提供する。基本設定は「DSCオン・4WDモード」で、Mモデル特有の俊敏性を十分に発揮する。Mダイナミック・モード(MDM、4WD Sport)では、リヤ・アクスルへの駆動トルク配分が増加し、リヤ・ホイールのスリップ許容量が大きくなることで、より多様なハンドリングを楽しむことが可能になる。
さらに、DSCオフ時に選択可能な「4WDモード」「4WD Sportモード」「2WDモード」があり、「4WDモード」では最もバランスが良いコントロールとトラクションの組み合わせとなり、「4WD Sportモード」ではより高い精度のステアリング特性と力強いトラクションが組み合わさりスポーティな走行を体験できるが設定となっている。さらに、熟練したドライバーのために用意された設定が、後輪駆動となる「2WDモード」で、クルマの挙動を制限する制御システムの介入を断ち、ドライバー自らが車両を操作する歓びをダイレクトに味わうことが可能になっている。
走行状況に応じてカスタマイズ可能なドライブロジック付きの新型8速トランスミッション
新型BMW M5 Competitionのスポーツ走行をサポートするのが、ドライブロジック付き新型8速Mステップトロニック・トランスミッションである。ドライバーは、ドライブロジック選択スイッチによって、シフト特性を3段階から選択し、状況に応じた最適なギヤ比設定とレスポンスが得られ、思い通りの走りを体験することが可能となる。「モード1」は効率的な走りをサポートし、「モード2」ではシフト時間を短縮し、俊敏な走りを実現する。さらに、「モード3」はシフト時間を最大限短縮するため、マニュアル・シフトに慣れたドライバーであれば、複数のギヤを飛び越えたシフト・ダウンも可能で、急カーブの手前などで一気に1速ギヤまで落とすなど、サーキットでのスポーティでアグレッシブな走りに適した設定となっている。また、「モード3」では、エンジンがリミットに達したときの強制シフト・アップも行わないため、最大限自由に車両を操作することが可能になる。
主な車両諸元
全長4,965mm、全幅1,905mm、全高1,480mm、ホイールベース2,980mm、車両重量1950kg、排気量4,394cc、V型8気筒Mツインパワー・ターボ・エンジン、最高出力460kW(625ps)/6,000rpm 、最大トルク750Nm/1,800-5,860rpm、燃料消費率9.4km/L。
BMW M社(M GmbH)について
ドイツBMW本社を親会社とするBMW M社(1972年設立)は、3つの事業分野から構成されている。1つが高性能モデル、および、M Sportなどに採用される専用部品の開発である。2つ目が市販モデルには設定の無い特殊なカラーや素材、装備などを使用した特別注文プログラム「BMW Individual」による車両の製造。3つ目が2輪および4輪のBMWドライビング・エクスペリエンスのカリキュラム開発および実施である。