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BMWグループの将来を築くもの
Wed Nov 28 00:00:00 CET 2018 プレスリリース
BMW Vision iNEXT、ロサンゼルスでワールド・プレミアを祝う
ミュンヘン発:
BMW Vision iNEXTにより、BMWグループは将来私たちがどのような移動方法を取るのかという問いに答えを出す。この最新のコンセプト・カーは、駆け抜ける歓びの新しい時代への旅立ちを象徴するものである。この度、BMW Vision iNEXTはロサンゼルスのLAモーターショーでワールド・プレミアを祝う。
BMW Vision iNEXTは単なるクルマの概念をはるかに超え、BMWグループの将来を築くものであり、そこから会社やブランド全体が技術、レイアウト、新しいアイデアに関し恩恵を受ける。BMWグループの戦略的な革新分野である自動走行、コネクティビティ、電動化、サービス(ACES)が初めて一台の車両に統合されるからだ。そのデザインは革新分野に形を与え(D+ACES)、将来の駆け抜ける歓びはどのような形を取るのかという問いに答えを出す。
人がメインに
モビリティは私たちの生活、経験、目標の一部であり、人間の要望のひとつである。それゆえ、将来のモビリティが問われる場合、モビリティへの情熱、要求、希望に溢れた人間がこれまで以上にあらゆる考えの中心に据えられる。自動運転、電動化、先進ネットワークの可能性により、将来クルマの運転にまったく新しい体験とチャンスがもたらされる。そして同時にそれらは人の希望と生活スタイルも変えていく。
4輪車でブティックの雰囲気
今後は、ドライバーが走行中に車内で時間をどのように利用するかを自由に決められることが多くなる。室内空間のレイアウトはより一層重要になり、心地よさの点にますます焦点が当てられることになる。そのため、電気のみを動力源とするBMW Vision iNEXTは質の高い移動生活空間としてデザインされており、マイペースでくつろぐことのできる新しい「お気に入りの場所」という要望にしっかりと応える。このデザインは情熱を生み出し、車内に入った人を前向きな気持ちにさせる。
iNEXTの室内空間は数を抑えた明確なラインに特徴があり、独特の形状のためマテリアルと色が前面に押し出されている。ファブリックとウッドの材料構成は高級感を漂わせ、家具デザインからインスピレーションを得た優美さを表現し、独自のブティックのような雰囲気を与える。基調がプルース・ローズ、ブラウン、ベージュの感じのよい暖色が室内空間に広がり、メタル系ミスティック・ブロンズがアクセントを添えている。後席で注目すべきは、ペトロル・ブルーの、手作業によるジャカード織り「Enlighted Cloudburst」で、シート面からサイド・パネルおよびリヤ・シェルフに至るまで非対称的に広がっている。
見えないところに組み込まれているインテリジェントなテクノロジー
インテリジェントなテクノロジーは将来、ますます目立たないような形で人をサポートするようになる。BMW Vision iNEXTではこれらのテクノロジーは背後に控えて目に見えず(Shy Tech)、必要なときやドライバーや同乗者が希望するときにのみ姿を現す。ディスプレイとボタンはほとんど必要なく、さまざまな機能をウッドやファブリックなどのマテリアル表面から操作することができる。BMW Vision iNEXTではジャカード・ファブリックから操作する。車両のすべての操作はこのようにして人の要求を実行に移す。
エクステリアの精緻さと明晰さ
BMW Vision iNEXTのエクステリアにも数々の革新技術が盛り込まれている。BMW iの新しいデザイン手法は、際立ったラインと明確なフォルムにはっきりと見て取られ、変化に富んだ形状のサーフェスが、まるで筋肉のようにサイドを覆っている。これが、温かみのある銅から暗めのローズへと変化するリキッド・グレーローズ・コッパーの効果的なボディ カラーで強調され、純粋な運動性能を具現化している。BMW 特有の4つ目フェイスがBMW Vision iNEXTでは非常に現代的な解釈でスリムなヘッドライトとして表現され、ドア・ミラーの代わりにカメラが後方の視界を確保する。フロント・ウインドウはシームレスに大型パノラマ・サンルーフへと続いて、外側からでも画期的な室内がよく見えるようにしている。
リヤでは、水平の面とラインがワイドな、躍動感あふれる姿を際立たせる。スリムなテール・ライトはリヤ・エンドへ大きく入り込んでいる。リヤまで伸びるストリーム・フローのルーフと、ライト・エレメントがひときわ印象的なディフューザーはBMW Vision iNEXTの空力特性を最適化する。美観あふれる、高機能性のデザイン・エレメントとして導入されたディフューザーは空力特性を向上するだけでなく、このコンセプト・カーの電気で走行可能な航続距離を拡大する。モータースポーツからインスピレーションを得て、BMW特有のスポーティな外観が ー エグゾースト・パイプがなくても ― さらに強調されている。
カリフォルニアでのワールド・プレミア
ロサンゼルス・モーターショー2018の一環として、BMW GroupはBMW Vision iNEXTのワールド・プレミアを祝い、駆け抜ける歓びの新しい時代への旅立ちをこのコンセプト・カーで示す。これに伴いBMWはロサンゼルスで現行のモデル攻勢を続ける。BMW iNEXT量産モデルは2021年から新しいテクノロジー・フラッグシップ・モデルとしてディンゴルフィン工場で生産され、BMWグループの戦略的な革新分野(D+ACES)を統合した車両として初めて一般道路を走る。