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MINI LIVING – BUILT BY ALL(構築)
Mon Apr 16 12:00:00 CEST 2018 プレスリリース
MINIは、今年4月17日~22日にミラノで開催されるミラノ・サローネ国際家具見本市において、ロンドンの建築事務所Studiomamaとの協力によるインスタレーション「MINI LIVING – BUILT BY ALL(構築)」を公開する。
- MINI がミラノ・デザイン・ウィークで先進的な居住コンセプトを公開
ミュンヘン / ミラノ発
MINIは、今年4月17日~22日にミラノで開催されるミラノ・サローネ国際家具見本市において、ロンドンの建築事務所Studiomamaとの協力によるインスタレーション「MINI LIVING – BUILT BY ALL(構築)」を公開する。このインスタレーションは、居住者と建築家との緊密な共同作業から生まれる先進的な居住コンセプトを提示している。この作品では、数平方メートルのエリア上に、MINIの基本方針である「空間の有効利用」を反映した非常に個人的かつ魅力的な空間が生み出される。この「BUILT BY ALL」で、MINIがミラノで公開するインスタレーションは3作目となる。MINIのブランド戦略およびビジネス・イノベーション責任者であるエスター・バーネ(Esther Bahne)は、次のように述べている。「MINI LIVINGは、都市での共同生活に向けて創造的なソリューションを提供します。小さな空間ながら、多くの可能性と高いフレキシビリティを備えた生活です。50以上の住居と共同・公共スペースをつなぐ、私たちにとって初めての大規模なハブがこのほど上海で誕生しました。『BUILT BY ALL』の場合と同様に、ここでは居住者が自分たちの空間の共同創作者となります。」
明日の世界を自ら創造する – 人間を中心に据える
「MINI LIVING – BUILT BY ALL」は、わずかな居住スペースや公共スペースの創造的な利用、個人と共同体の調和といったMINI LIVINGの基本テーマに、参加の原則を追加し、拡充している。MINI LIVINGクリエイティブ・リードを務めるオーク・ハウザーは、インスタレーションの背景にある手法について次のように語っている。「現在の標準化された住居市場では、個人のニーズは限定的にしか反映されていません。私たちの手がけたインスタレーション『MINI LIVING – BUILT BY ALL』では、人々を能動的なクリエイターとして設計プロセスの中心に据えます。最終的に居住空間の質は、居住者が自分の住居とどのくらい一体感を持てるかによって決まると私たちは考えています。」
MINI LIVING の提供する「 FACTORY OF IDEAS 」
デザイン・ウィークの訪問者は、MINI LIVINGが将来の居住者にもたらすメリットを今から体験することができる。インスタレーションに隣接する「FACTORY OF IDEAS(アイデア工房)」と呼ばれるスペースで、訪問者はクリエイターとして、参加している建築家のアイデアに従い、都市の居住空間に関する自分のビジョンを小さなコンセプト・モデルとして自分自身で作成する。作成されたモデルは、インスタレーションの公開期間中に「Wall of Fame(名誉の壁)」で展示される。これらの作品は、全体として俯瞰すると、常に拡張し続けるミクロ地域を象徴するものとなる。
インスタレーション「 MINI LIVING – BUILT BY ALL 」
MINI LIVINGによる今年のインスタレーションは、トルトーナ地区にある建物群に隣接するスペースで展示されている。訪問者(一部は後に建築家にもなる)は、ロンドンの建築事務所Studiomamaとの協力によって生まれた、4種類の実物大の居住コンセプトを実際に体験できる。いずれも広さはわずか15~20平方メートルで、そのスペースにさまざまな間取りと多様な形状、色、材質による4つの多彩な居住ユニットが形成されている。これらのユニットは、それぞれの居住者の個性を表現するだけでなく、同時にこのコンセプトの多様性と広範さも示している。居住ユニットは、共同キッチン、フィットネスエリア、アトリウムなどの機能が統合された共同利用スペースに組み込まれている。その際にインスタレーションは、支柱や筋交いといった空間の既存の構造を利用し、機能を追加して拡充を図る。これによって、古い工場のホールに、活気にあふれた固有のミクロ地域が生み出される。このインスタレーションは同時に、空っぽの建物の内部さえも都市の建築の未来のために利用できるという意識を喚起する。それを通じて、使用していない倉庫、空き家となっているショッピングセンターやオフィスも、将来的に居住空間として利用できるようになる。
このインスタレーションは、2018年4月17日から22日まで、イタリアのミラノ市内、トルトーナ通り32番地(Via Tortona 32)で開催されるミラノ・サローネ国際家具見本市で公開される。
MINI LIVING について
MINI LIVINGは、MINIが2016年に導入したイニシアチブで、その中でMINIは、未来の都市の生活環境に向けた建築ソリューションに対してクリエイティブな取り組みを行っている。「BUILT BY ALL」は、MINIがミラノ・デザイン・ウィークでMINI LIVINGのテーマに関連して公開した3作目のインスタレーションとなる。MINI LIVINGは近年、ミラノで、インスタレーション「MINI LIVING – BREATHE(呼吸)」および「MINI LIVING – Do Disturb(干渉する)」により、都市における協調的な共有の暮らし、生活、仕事に関するビジョナリー・コンセプトを提示している。2019年には、MINI LIVINGにとって初となる、実際に居住可能なプロジェクトが上海で開始される。このプロジェクトでは、約8,000平方メートルのエリアに建てられた改築済みの工業用建築物の中で、暮らし、生活、仕事のための革新的な空間コンセプトが展開される。