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The new BMW F 750 GS and F 850 GS.
Fri Mar 02 18:00:00 CET 2018 プレスキット
本プレスキットの内容は、ドイツ国内市場向け(2018年3月時点)の仕様を基準として記載されており、その他の市場においては仕様、標準装備品、オプション設定などが異なる場合もあります。本プレスキットでは、車体寸法、エンジン出力などはBMW AG発表のデータとなるため、日本仕様とは異なる場合があります。なお、仕様は随時変更される可能性がありますので予めご了承ください。
新型 BMW F 750 GS & F 850 GS:
強い個性を備えるプレミアム・ミドルクラスのトラベル・エンデューロ
2007年のデビュー以来、FシリーズのGSモデルは、ミドルクラスのエンデューロ・セグメントを代表する「BMW Motorrad」ならではの特徴を備えたモーターサイクルとして、プレミアムなライディングの歓びを提供してきました。これまで同様、GSの名称はスポーティな運動性能と最高のオフロード性能を兼ね備えたツーリング/長距離走行に適したモデルであることを意味しています。すなわちBMW GSモデルとは、世界の隅々を冒険するためのモーターサイクルとして完璧な相棒と言えるのです。BMW Motorradは、約10年間、一貫したモデル開発を経て、このたび、ミドルクラスのGSモデルのデザインを完全に刷新しました。その目標は、スポーツ志向のオンロード性能を備え、しかも荷物を載せて同乗者と共に行くツーリング、あるいはオフロードへのアドベンチャー・トリップなど、いかなる場合でもより気楽に扱える究極のライディング・マシンを創ることでした。
新型F 750 GSおよびF 850 GSは、先代モデルよりもなおいっそう、幅広い顧客をターゲットにしています。F 750 GSは、低いシート高、ゆとりある出力特性、パワフルなオールラウンド性能を兼ね備えたトラベル・エンデューロに乗る歓びを感じ、デザイン性も含めたコンセプトを好むすべてのライダーのために設計されています。これに対して新型F 850 GSは、より大きなパワーとトルクを発揮することに加え、よりツーリング性能に特化しつつ、最高のオフロード性能を組み合わせています。
2本のカウンター・バランス・シャフトと270/450°の点火間隔を採用し、滑らかさを向上させて感情に訴えるサウンドをもたらす、パワフルな新しい並列2気筒エンジン
主な開発の焦点は、出力とトルクの両方を増大させることでした。これに加えて燃費削減についても考慮しました。 排気量はどちらも853 ccです。F 750 GSが発生する57 kW(77 ㎰)/7,500 rpmの最高出力は十分すぎるほどであり、新型F 850 GSの70 kW(95 ㎰)/8,250 rpmというパワーは最高レベルと言えるでしょう。
開発者は、90°オフセットされたクランクピンと点火間隔270/450°のクランクシャフトを採用することで、パワフルさと感情に訴えるサウンドを実現させました。不快さの原因となる振動は、新エンジンに搭載した2本のカウンター・バランス・シャフトで吸収します。自己増幅式アンチ・ホッピング・クラッチは、クラッチ操作に必要な握力を実感できるレベルで軽減させると同時にエンジン・ブレーキ・トルクを減少させてオンロードでの安全性を高めます。リヤ・ホイールへの駆動力伝達は6速ギヤボックスを介して行われます。
「Road」と「Rain」のライディング・モード、ABSとASCを標準装備し、大いなるライディングの歓びと安全性の向上を保証。さらにプロ・ライディング・モードをオプションとして用意
この新しいGSモデルは、個々のライダーの要求に応える「Road(ロード)」と「Rain(レイン)」のライディング・モードを備えし、BMW Motorrad ABSおよびASC(オートマチック・スタビリティ・コントロール)の組み合わせにより高い安全性を実現します。
F 750 GSおよびF 850 GSには、ライディング・モードの「Dynamic(ダイナミック)」、「Enduro(エンデューロ)」および「Enduro Pro(エンデューロ・プロ)」(「Enduro Pro」は F 850 GS のみ)が追加されるプロ・ライディング・モードの他、DTC(ダイナミックトラクションコントロール)、およびブレーキ能力を向上させるABS Proが工場装着オプションに設定されています。
モノコック構造の新しいスチール製ブリッジ・フレームによってサスペンション・ジオメトリーおよび燃料タンクの位置を最適化
Fシリーズの新しいGSモデルに採用したブリッジ・フレームは、深絞り・溶接構造部品となっています。このフレームには並列2気筒エンジンを荷重支持エレメントとして組み込むため、ねじれ剛性と堅牢性が飛躍的に向上しています。 また、パッケージングの最適化と重心位置を改善するため、燃料タンクは一般的な位置に移動、シートとステアリング・ヘッドの間に配置されています。
より力強いデザインによりシャープになったGSの外観
F 750 GSおよびF 850 GSの外観は新しく生まれ変わり、よりダイナミックで力強いデザインとなりました。新しいLEDヘッドライトは、正面から見た姿にひときわ印象的な表情を与えます。この新型Fモデルには、基本仕様に加えてスタイル・バリエーションの「Exclusive(エクスクルーシブ)」が用意されています。また新型 F 850 GS 専用スタイル・バリエーションの「Rallye(ラリー)」は、オフロード性能に重点を置いたデザインとなっています。
豊富に用意されたオプション装備品およびオリジナルBMW Motorradアクセサリー
Fシリーズの新しいGSモデルは、発売と同時にミドルクラスでは類のないほどの豊富なオプション装備品を揃えています。異なる高さのシートとウインドシールド、LEDヘッドライト、オプションのTFTディスプレイ付きコネクティビティ関連装備品や緊急通報システムのeCall(日本未導入)など、オーナーのライディングの歓びと安全性を最大限に高め、オンロードのスリルを体験できる魅力的な装備品の数々は、ミドルクラス・トラベル・エンデューロ・モーターサイクルにとって今や事実上無限ともいえる組み合わせを誇ります。
新型 BMW F 750 GSおよびF 850 GSのハイライト:
- 排気量853 ccのパワフルな並列2気筒エンジン
F 750 GS:最高出力57 kW (77 ps)/7,500 rpm、最大トルク83 Nm/6,000 rpm
F 850 GS:最高出力70 kW (95 ps)/8,250 rpm、最大トルク92 Nm/6,250 rpm - 90°オフセットされたクランクピンと270/450°の点火間隔が生み出す極めてパワフルで、感情に訴えるサウンド
- より精確なライディングをもたらすモノコック構造の新しい頑丈なスチール製ブリッジ・フレーム
- いっそう敏感な応答性をもたらす新しい正立式/倒立式テレスコピック・フォーク、およびセンター・スプリング・ストラット付きの両持ち式アルミニウム製スイングアーム
- ABS、ASCに加え、ライディング・モードの「Rain」および「Road」を標準装備
- ABS Pro、ダイナミック・ブレーキ・ライト、DTC、新しいライディング・モードの「Dynamic」、「Enduro」、「Enduro Pro(F 850 GSのみ)」を備えるプロ・ライディング・モードを工場装着オプションとして用意
- ESA(電子調整式サスペンション)をオプションで用意
- クラッチの操作に必要な握力を実感できるレベルで軽減させる自己増幅式アンチ・ホッピング・クラッチ
- LEDヘッドライト(ロー/ハイビーム)を標準装備
- マルチ・ファンクション・インストルメント・クラスターおよび6.5インチ・フルカラーTFTディスプレイなど、多くの機能を備えたコネクティビティをオプション設定
- オフロードおよびツーリング性能を改善し、風雨に対する保護性能を向上
- 新しいデザインでいっそうシャープになったGSの外観
- 新しいカラー・コンセプトとスタイル・バリエーションの「Rallye」および「Exclusive」を設定
- キーレス・ライド、ギヤ・シフト・アシスタント・プロ、ダイナミックESA、緊急通報システムeCall(日本未導入)、コネクティビティなど、ミドルクラスで類のないほどの豊富なオプション装備品およびオリジナルBMW Motorradアクセサリーを用意