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新型BMW M5を発表
Tue Oct 24 04:00:00 CEST 2017 プレスリリース
ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: ペーター・クロンシュナーブル)は、高い運動性能を持ち、サーキットでも公道でも力強い個性を主張する新型BMW M5(エム・ファイブ)を、全国のBMW正規ディーラーで本日より受注を開始し、2018年4月以降納車を開始する。
- 約30年の歴史に裏付けられた比類なき走行性能を実現する第6世代モデル。
- 高性能Mモデルに相応しいスポーティで挑戦的なデザイン。
- Mモデルのセダン・モデルで初めて4輪駆動システムM xDriveを採用。
- 0-100km/h加速を僅か3.4秒で達成する最高出力441kWを発揮する最新4.4リッターV型8気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンと新型8速Mステップトロニック・トランスミッションを搭載。
- BMWグループの最先端テクノロジーを余すこと無く取り入れ、部分自動運転を可能とした革新的な運転支援システムを実現。
ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: ペーター・クロンシュナーブル)は、高い運動性能を持ち、サーキットでも公道でも力強い個性を主張する新型BMW M5(エム・ファイブ)を、全国のBMW正規ディーラーで本日より受注を開始し、2018年4月以降納車を開始する。
ハイ・パフォーマンス車両を手掛けるBMW M社が開発したBMW M5は、プレミアム・セグメントにおける高性能セダンとして、1984年に登場した。6代目となる新型BMW M5は、初代BMW M5のコンセプトを受け継いで、サーキットにおける最高の運動性能と、プレミアム・セグメントにおけるラグジュアリー・スポーツ・セダンとしての要素を合わせ持ち、デザインと走行性能の両面において一目でMモデルであると実感出来る力強い存在感を放っている。
新型BMW M5は、Mモデルのセダン・モデルで初めてM専用4輪駆動システム「M xDrive」を搭載した。約30年に渡る歴史の中で守り続けてきた、サーキット上で発揮される高い走行性能へのこだわりはそのままに、「M xDrive」を搭載することで、様々な路面状況での最大限のトラクション性能をサポートすることが可能となった。サーキット等でMモデルの個性を最大限発揮し走行する際には、Sportモードや2WDモードも選択することが可能となっており、ユーザーの多様なニーズに応えるモデルとなっている。
メーカー希望小売価格(消費税込み)
モデル | 希望小売価格 |
BMW M5 | ¥ 17,030,000 |
■ 上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格です。また「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要となります。
■ 右/左ハンドル仕様。
さらにパワーユニットには、新開発のターボ・チャージャーを採用した排気量4.4L最新V型8気等Mツインパワー・ターボ・エンジンを搭載し、最高出力441kW、最大トルク750Nmを実現している。この圧倒的な推進力と走行性能により、新型BMW M5は0-100km/h加速タイム3.4秒を達成している。さらに、シフト・チェンジの時間が大幅に短縮された新型ドライブロジック付き8速Mステップトロニック・トランスミッションを搭載することで、卓越した走行性能と操作性を実現している。
デザイン面においても、高性能ユニットの走行性能を最大限発揮できるよう機能面にも配慮しつつ、サーキットでも公道でもMモデルとしての個性を主張するスポーティなデザインとなっている。モデルで初めて採用されたカーボン・ファイバー・強化プラスチック(CFRP)のルーフと、筋肉質なパターンが力強く浮かび上がるアルミニウム製のエンジン・フードは軽量化と強度向上に寄与し、存在感あるフロントのエア・インテークはパワーユニットの冷却効率の向上と共に、Mモデルのスポーティな存在感を強烈に印象付けるデザインとなっている。
新開発のターボ・チャージャーを搭載したV型8気筒エンジン
排気量4.4LのV型8気等Mツインパワー・ターボ・エンジンは、新開発のターボ・チャージャーを採用し、よりパワフルになった。この新しい高回転型エンジンは最高出力441 kW(600 ps)/5,600~6,700 rpm、最大トルクは750 Nm/1,800~5,600 rpmを実現し、先代モデルに比べて最大トルクが70 Nm増大した。エンジン特性は、基本設定の設定からSport(スポーツ)、Sport Plus(スポーツ・プラス)に変更可能で、アクセル・ペダル操作に対するレスポンスを走行状況に応じて段階的に早めることが出来る。
Mモデルのセダンで初めて採用された4輪駆動システムM xDrive
高性能エンジンのパワーは、新開発のMモデル専用4輪駆動システムM xDriveを介して路面に伝達される。M xDriveは、インテリジェント4輪駆動システムBMW xDriveとアクティブMディファレンシャルをベースとして、Mモデル専用に開発された制御システム「ドライビング・ダイナミクス・コントロール」によって制御されている。さらに、車両の安定走行をサポートするDSC(ダイナミッック・スタビリティ・コントロール)が装備されており、日常の安定した走行から、サーキットでのアクティブな走行まで多様な楽しみを提供する。基本設定は「DSCオン・4WDモード」で、Mモデル特有の俊敏性を十分に発揮する。Mダイナミック・モード(MDM、4WD Sport)では、リヤ・アクスルへの駆動トルク配分が増加し、リヤ・ホイールのスリップ許容量が大きくなることで、より多様なハンドリングを楽しむことが可能になる。
さらに、DSCオフ時に選択可能な「4WDモード」「4WD Sportモード」「2WDモード」があり、「4WDモード」では最もバランスが良いコントロールとトラクションの組み合わせとなり、「4WD Sportモード」ではより高い精度のステアリング特性と力強いトラクションが組み合わさりスポーティな走行を体験できるが設定となっている。さらに、熟練したドライバーのために用意された設定が、後輪駆動となる「2WDモード」で、クルマの挙動を制限する制御システムの介入を断ち、ドライバー自らが車両を操作する歓びをダイレクトに味わうことが可能になっている。
走行状況に応じてカスタマイズ可能なドライブロジックが付きの新型8速トランスミッション
新型BMW M5のスポーツ走行をさらにサポートするのが、ドライブロジック付き新型8速Mステップトロニック・トランスミッションである。ドライバーは、ドライブロジック選択スイッチによって、シフト特性を3段階から選択し、状況に応じた最適なギヤ比設定とレスポンスが得られ、思い通りの走りを体験することが可能となる。「モード1」は効率的な走りをサポートし、「モード2」ではシフト時間を短縮し、俊敏な走りを実現する。さらに、「モード3」はシフト時間を最大限短縮するため、マニュアル・シフトに慣れたドライバーであれば、複数のギヤを飛び越えたシフト・ダウンも可能で、急カーブの手前などで一気に1速ギヤまで落とすなど、サーキットでのスポーティでアグレッシブな走りに適した設定となっている。また、「モード3」では、エンジンがリミットに達したときの強制シフト・アップも行わないため、最大限自由に車両を操作することが可能になる。
BMW Mモデルとしての個性を主張するデザイン
新型BMW M5のデザインはMモデル特有の個性を主張しながら、同時に機能性を追求している。デザインを一新し、深い掘り込みと滑らかな曲線を描くフロント・バンパー・トリム・パネルと大型エア・インテークは、モデルのダイナミックさを表現すると共に、エンジンやブレーキのシステム冷却用エアを効率的に取り入れる役割を果たす。エンジン・フードはアルミニウム製で、筋肉質のラインがルーフ・ラインへ力強く流れ込むかのようにデザインされている。ルーフは、BMW M5で初めて、軽量で強度のあるカーボン・ファイバー強化プラスチック(CFRP)素材が採用されている。リヤ・ディフューザーのデザインも刷新され、Mリヤ・エプロン、Mリヤ・スポイラー、サイド・シル・トリムが組み合わさることで、新型BMW M5のスポーツ性能の高さとパワーを印象付けている。
部分自動運転を可能とした革新的な運転支援システムの採用
ドライビング・アシスト・プラス
新型BMW M5には新型BMW 5シリーズ同様に、ルーム・ミラー内にステレオ・カメラを内蔵し、さらに、ミリ波レーダー・センサーを前方に3基、後方に2基装備することにより、日常走行域での急停止や飛び出し等を瞬時に判断し警告すると共に、夜間や悪天候下でも安定して検知し警告することにより、安全をサポートしている。
- ステアリング&レーン・コントロール・アシスト
フロント・ウインドウに設置されたステレオ・カメラが車線および前方車両を検知し、ステアリングに操舵力を加えることで高速走行時に車線の中央付近を走行しやすいようにサポートを行なう。また、渋滞時は先行車追従走行をサポートし、走行時の安全性と利便性を向上するなど、将来完成する自動運転技術を部分的に実現している。
- アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション
ボディ・サイドの前後左右に設置された4つのセンサーが車両側面の交通状況を監視し、隣車線で走行する車両が自らの車線に入ってくるなど、側面衝突の危険性が高まった場合には、ステアリング操作に介入し衝突を回避する。
- 後車追突警告
リヤ・バンパーに組み込まれたセンサーが後方のクルマを監視し、衝突の危険がある場合にはハザード・フラッシュを点灯し、後続車のドライバーに注意を促す。衝突の危険性が高まった際には、アクティブ・プロテクションの全ての機能が作動し、万が一の時の衝突に対して乗員を保護する。
- クロス・トラフィック・ウォーニング(フロント&リヤ)
駐車スペースからクルマを動かす場合や、視界の悪いT字道路などで横切る車両や歩行者などとの衝突の危険を検知した場合に、コントロール・ディスプレイに警告表示を行ない、ドライバーに注意を促す。
- ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)
任意の速度をベースに、前方の車両との車間距離を維持しながら自動で加減速を行い、低速走行時には車両停止まで制御を行なう。
- レーン・ディパーチャー・ウォーニング
車線からクルマが逸脱しそうになると、ステアリング・ホイールを振動させてドライバーに警告を促し、さらに、ステアリング・ホイールの振動による注意喚起に対し反応がなく、そのまま車線を越えた場合には、ステアリング操作に介入し車線復帰をサポートする。
- レーン・チェンジ・ウォーニング
リヤ・バンパーに組み込まれたセンサーが、ドライバーから死角になる左右後方の車両や、追い越し車線上を急接近してくる車両を認識しドライバーに警告する。また、ドライバーがシステムによる注意喚起に対し反応なく、そのまま車線を越えた場合には、ステアリング操作に介入し、車線復帰をサポートする。
- 前車接近警告機能
前車に追突する危険性が高まった際に、ドライバーに警告を発する。
- 衝突回避・被害軽減ブレーキ
追突が不可避な場合に、システムが自動的にブレーキをかけて衝突を回避・被害の軽減を図る。また、歩行者検知機能の採用により、歩行者への接近に対しても、ドライバーへの警告と衝突回避・被害軽減ブレーキを作動させる。
- アクティブ・プロテクション
衝突などの危険回避が不可能な場合に、シートベルトの締め付けを強め、また、ウインドウとサンルーフを自動で閉めることにより、乗員を保護する。
BMW M社(M GmbH)について
ドイツBMW本社を親会社とするBMW M社(1972年設立)は、3つの事業分野から構成されている。1つが今回発表のBMW M5などの高性能モデル、および、M Sportなどに採用される専用部品の開発である。2つ目が市販モデルには設定の無い特殊なカラーや素材、装備などを使用した特別注文プログラム「BMW Individual」による車両の製造。3つ目が2輪および4輪のBMWドライビング・エクスペリエンスのカリキュラム開発および実施である。