完璧なフォルム。BMW Groupが「レッド・ドット・デザイン賞2012」において11個の受賞。

• BMWエアフロー2ヘルメットおよびハスクバーナNuda 900 Rは特別賞「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を獲得。

ミュンヘン発：

BMW グループのデザインが打ち立てる基準は、受賞数においても際立っている。「レッド・ドット・デザイン賞プロダクト・デザイン2012（red dot award product design 2012）」において、BMW グループはこの国際的に高く評価されている賞を11個も受賞した。その中には、BMWエアフロー2ヘルメットおよびハスクバーナNuda 900 Rに対する2つの最優秀賞「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞（best of the best）」も含まれている。さらにBMW 6 シリーズ グランクーペ、BMW 6 シリーズ クーペ、BMW M5、BMW 1シリーズ M クーペ、BMW C 600 Sport、BMW C 650 GT、BMW K 1600 GT、BMW G 650 GS が、「レッド・ドット・デザイン賞（red dot award）」を獲得した。BMW 3シリーズ セダンは「奨励賞（honourable mention）」を受賞した。これらの賞については、2012年7月2日、レッド・ドット・ガラにおいてエッセン・アールト・シアターで授与式が行われる。

1955年に創設された「レッド・ドット・デザイン賞」は、プロダクト・デザインの分野で世界屈指の権威を持つ賞である。30名の国際的なデザイン専門家から成る審査員団が、さまざまな分野における卓越したデザインの製品に対して、賞の授与により評価する。その範囲は、自動車から建築、生命科学、医療、さらにエンターテイメント用電装品にまで及ぶ。本年の「レッド・ドット・デザイン賞プロダクト・デザイン2012」には、58か国から1,800社もの大企業や個人デザイナーが応募し、全19部門での応募総数は4,515件に達した。

BMW グループ・デザインは、本年のレッド・ドット・デザイン賞において、高品質で革新的なデザイン・ソリューションに与えられる最優秀賞「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を2つも授与される栄誉に輝いた。BMWエアフロー2ヘルメットは、ショートタイプのシールド、最良のベンチレーション、軽量さにより、都市圏向きでモダンなデザイン要件を満たし最適なベンチレーション・システムを備えたBMWジェットヘルメットを、さらに進化させている。そのデザイン手法は簡明かつ的確であり、クリアでシンプルに限定され、純粋さと高貴さの完璧なバランスを具現化している。特徴あるベンチレーション開口部と高級素材の組み合わせにより、多くの中から明らかに秀でた独特なフォルムが生まれている。

そのフレッシュで大胆なルックスにより、ハスクバーナNuda 900 Rはスポーティな俊敏性とダイナミズムを実現している。Nuda 900は、実績のあるBMW グループのバイエルン的な技術性とエレガントなイタリアの雰囲気を調和させた、初のモデルである。ミニマムなデザインの中のそれぞれの要素が、このモーターサイクルに比類ないダイナミックなテンションをもたらすアスリートのような外観を与えている。これらの特徴的なフォルムは、レーシング・マシンのフォルムを採用した、エアロダイナミクスに優れた形状の後部にまで延びている。

加えてBMW グループ・デザイン部門は、高水準のデザイン品質により、さらに8部門でレッド・ドット・デザイン賞を受賞した。BMW 6シリーズ グランクーペは、ラグジュアリーな印象のクラシックなBMWクーペの卓越した美しさと運動性能を融合させ、魅力にあふれた極めて独特な個性を打ち出している。4ドアモデルとしては珍しいフラットなプロポーションが、スポーティな印象とラグジュアリー感を放つ。クーペの低い車高と後部に向かってフラットに流れるルーフ・ラインが、BMW 6シリーズ グランクーペに純粋なBMW の美しさを与えている。室内デザインは、前席および後席の調和により、エレガンスとダイナミクスの完璧な組み合わせをもたらしている。ぴったりとフィットして動く重なり合った面や装飾エレメントが、グランクーペのエクスクルーシブさを際立たせる。

ニューBMW 6シリーズ クーペは、クラシックなクーペの特徴をスポーティさとエレガントなフォルムの中に表現している。流れるようなラインとアスリートのようにシェイプされた面が車両のボディを定義し、BMW 6シリーズ クーペにダイナミックなスポーティさをもたらしている。サイド・ビューでは、BMW 6シリーズ クーペはエレガントに延びるシルエットを示す。BMWキドニー・グリルは前方へダイナミックに突き進むように輝き、ロング・タイプのエンジン・フードがパワフルな効果を発揮しながら、エレガントなクーペのルーフ・ラインに至っている。

ニューBMW M5は、そのダイナミックなプロポーションにより、BMWセダンのファミリーであることを示している。技術的な限定のある要件を確実に可視化することは、その車両に極めてエモーショナルな美しさをもたらす。その中には圧倒的な、しかしラディカルすぎるようには見えないパワーが秘められている。ニューBMW M5のデザインは技術的な革新とダイナミックでアスリートのようなデザイン手法の融合を示している。控えめに表現しても、圧倒的な性能と制御力である。

BMW 1シリーズMクーペは、BMW Mファミリーの最も若いメンバーである。そのデザインを介して、コンパクトなプロポーションの中に秘められた高性能技術をエモーショナルに体感できる。すべてのBMW Mデザイン要素は、車両のダイナミクスと敏捷性を同時に技術的に強調している。フロント／リア・エプロンの面を分割する精確なラインは、強い印象を与えるとともに、妥協のないスポーティさとダイナミックな美しさを形作っている。

BMW C 600 Sportの見紛うことのないデザイン手法は、「スプリット・フェイス」のような特徴的なデザイン要素を採用することにより、BMW Motorradファミリーへの帰属性を強調している。走行志向的なキャラクターは、なによりもまず、ぴったりとスポーティにカットされているフェアリングに顕著に現れている。スリムでダイナミックに上方へ伸びているテール部と、シンプルで的確なボディエッジがさらなる軽快さとダイナミズムをもたらし、フロントからリアへ向けて斜めに伸びるラインの流れは、停車しているときでもすでに、スポーティな印象を与える。

モダンで未来志向のデザイン手法により、BMW C 650 GTはBMW Motorradのデザイン哲学にぴったりと適合している。このスクーターでは、モーターサイクルの場合と同様にフェアリングのボディ・ラインやテール・エンドが斜めに流れ、その結果、極めてダイナミックなラインが実現している。同時に、BMW C 650 GTでは快適性が特に強調されている。またC 650 GTでは、ツーリング志向の設計がデザインに反映されている。

BMW K 1600 GTにより、BMW Motorradはツーリングの体験世界に新たな次元を実現した。このモーターサイクルは、洗練さと悠然さを備えた、印象深い、均整のとれた安定感のある、圧倒的な存在感を放ち、一目でツーリングへの意欲をかきたてる。

その鍛え上げたオフロード仕様のルックスにより、BMW G 650 GSは軽量なアドベンチャー向きとなっている。エンデューロに特徴的なデザインやカラー・コンセプトにより、BMW GSファミリーのスタイルに適合し、全体的にスポーティな印象を完全なものにしている。

BMW 3シリーズ セダンは、レッド・ドット・デザイン賞2012において、さらに奨励賞（「honourable mention」）を受賞した。これは、特に成功したデザイン・ソリューションに贈られる。コンパクトなセダンのアイコンとして、BMW 3シリーズ セダンでは、極めて重要なスポーティさ、エレガンス、ダイナミクスが具現化されている。エクステリアのデザインでは、シャープなラインによりBMW特有のプロポーションの中に引きしまった面が形成されている。先行モデルのフロント形状をさらに徹底的に発展させ、ヘッドライトとキドニー・グリルが視覚的に連続した一体感を生み出している。インテリア・デザインにおける主要テーマは「レイヤーリング 」、すなわち、相互に重なり合ったような層を利用したデザインであり、これにより重要なすべての機能に最適にアクセスすることができる。

BMW グループは、長期にわたる成果の歴史をレッド・ドット・デザイン賞に結び付けている。2011年、BMW 6シリーズ カブリオレおよびBMW X3 が表彰され、BMW 5シリーズ ツーリングが特別賞「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞。2010年、BMW グループに11もの賞の授与。2009年、BMW グループのデザインが7つの賞を受賞。2008年、BMW グループの計7つの受賞製品のうち、BMW 3シリーズ カブリオレおよびBMW Motorrad G 450 Xの2モデルが「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞している。