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伝説、再び-BMW Groupモービル・トラディションがル・マン・クラシックに登場
Thu Jul 06 11:00:00 CEST 2006 プレスリリース
ミュンヘン/ル・マン発: BMW Groupは、今年初めてル・マン・クラシックに参加します。伝説的なモータースポーツを称えるこのイベントには、1923年から1979年にかけてレースに出走した車が招待され、今年は3度目となるフランスで開催されます。そしてBMW Groupモービル・トラディションからは最高のレーシングカー3台が登場し、同じく最高のドライバーがこのパレードに参加します。
ミュンヘン/ル・マン発: BMW Groupは、今年初めてル・マン・クラシックに参加します。伝説的なモータースポーツを称えるこのイベントには、1923年から
1979年にかけてレースに出走した車が招待され、今年は3度目となるフランスで開催されます。そしてBMW Groupモービル・トラディションからは最高のレーシング
カー3台が登場し、同じく最高のドライバーがこのパレードに参加します。
1939年6月17日にル・マンで世界デビューを果たし、今では伝説として語られているBMW 328ツーリング・クーペが、初めて優勝してから67年後に同じ地で復活を
遂げます。イタリアのコーチワークのスペシャリストであるツーリング社が手掛けたBMW 328ツーリング・クーペは、ル・マン24時間耐久レースの開始早々からセンセー
ションを巻き起こしました。車体重量780kg(1720ポンド)、エンジン出力136bhpのこのマシンは、シャウムブルグ=リッペ候国のマックス皇太子とハンス・ウェ
ンチャーの2人のドライバーが2リッタークラスを制覇し、総合ランキングでも重量やパワーが上のクラスの競合を抑えて第5位となりました。今回はBMWモービル・トラディ
ションのディレクター、ホルガー・ラップがハンドルを握ります。
そして伝説的なBMW M1グループ4"ミュンヘン・カー"もまた、ル・マンに帰ってきます。このマシンが1981年に24時間耐久レースに出場した当時、ひときわ目立つ
外観で人目をひきました。他のマシンが大きなロゴや主要スポンサーの名前で覆われていたのに対し、BMW M1はアーティストのウォルター・マーラーが伝統的なミュンヘン
の宿や歴史的建造物などを手描きした美しいスタイルを誇り、自動車メーカーと地元のスポンサーとの絆を今日まで結び付けています。
この特別なマシンのコックピットに座るのは、伝説的なプロレーサーでありBMWを代表するバイエルンのレオポルド王子です。自身のモータースポーツ人生の中でも、最も素晴
らしい時間を過ごしたマシンとしてBMW M1を挙げています。F1とF2を除いて、彼は正にモータースポーツ界のベテランであり、練習やレースにも積極的に取り組んでい
ました。1993年からはBMWの現役ドライバーとしても活躍しています。
さらにBMWはル・マンの経験を豊富に持つドライバー、マーク・スレールを招聘しました。スイス出身の彼は、1979年のヨーロピアンF2チャンピオンシップの他にも様々
な大会で優勝を果たし、80年代にF1に移籍しました。そして今回のル・マン・クラシックでは1977年のBMW 320グループ5のハンドルを再び握ります。
1977年にモータースポーツ界にデビューを果たしたBMW 320は、BMWモータースポーツ社が1972年に手掛けたBMW 3.0 CSLクーペ(70年代初期に国
際的なサーキットで好評を博した伝説的なクーペ)の縞の外観を受け継いでいます。グループ5のレーシングカー、BMW 320は特大のホイール・アーチ、大きなフロントス
ポイラー、リアウィングで特に目立っていました。そしてボンネットの中には、BMWが誇る2リッター直列4気筒300馬力、フォーミュラ2エンジンが搭載されています。
レース用サスペンション、そしてエアロダイナミクスの改良により、これほどのパワーを実現できたのです。
ピットレーンの巨大パビリオンには、BMW Groupモービル・トラディションが誇るバイクや1950年代のレーシングカーはもちろん、24時間耐久レースの成功の歴史
が展示されます。パビリオン近くのBMWクラブ・ド・フランスでも、BMWのクラシック・カーの一部が展示されます。